【高校野球】夏の甲子園からトーナメント表が消えた!”全試合抽選”の是非を問う (1/2ページ)

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「全試合抽選」の是非と問う
「全試合抽選」の是非と問う

 熱戦の火蓋が切って落とされた夏の甲子園。NHKが「高温注意情報」のL字テロップを表示するほどのうだる暑さにも負けず、球児たちはハツラツとプレーしている。

 そういえば、近年の甲子園ではトーナメント表があまり見られないことにお気づきだろうか?

 2013年から夏の甲子園では「全試合抽選」のシステムが採用されているため、トーナメント表があまり意味をなさなくなっているのだ。

 以前(1995年から2012年)は3回戦までの組み合わせが確定していたので、トーナメント表がドーンと掲載されることも多かったが、現行システムでは空白のマスだらけになる。そのためトーナメント表が見られなくなったのだ。

 施行から4年目、遅ればせながら、その全試合抽選のシステムを紹介しよう。

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■初戦は同都道府県の対戦はなし!

 まずは最初の抽選。今回のような記念大会ではない、通常の大会の場合、初戦(1回戦または2回戦)の組み合わせを決める。このとき、北海道と東京に関しては2チームが出場するため、同都道府県の初戦対決にならないように配慮している。

 かつては同地区での潰しあいが起こらないように初戦は東西対決となるシステムを採用していた時期もあったが、現行はほぼ運まかせ。隣県対決も起こる。

■勝利チームから順次抽選

 続いて、勝ったチームはそのまま次戦の対戦相手の抽選に移る。このとき、大会日程を考慮して、なるべく連戦にならないように調整されている。

 たとえば今年だと、2回戦の組み合わせでは、大会初日に勝ち上がった3校+2回戦から登場する創志学園(岡山)の4校が同グループとなり、対戦はこのなかから決まる。同様に2~3日目、4~5日目に1回戦を勝ち抜いたチームがそれぞれ同グループとなり、抽選を行う。

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