小池百合子 稲田朋美 蓮舫 日本初「女性首相」へ仁義なき戦い (1/2ページ)

週刊実話

小池百合子 稲田朋美 蓮舫 日本初「女性首相」へ仁義なき戦い

 民進党の蓮舫代表代行(48)が9月の代表選に立候補する意思を固めた。その視線の先には、女性初の首相の椅子があると指摘される。しかし、その座を狙うのは蓮舫氏だけではない。
 政治アナリストがこう解説する。
 「安倍首相が初の女性首相に就けたい筆頭は、稲田朋美氏(57)。'05年の衆院選で一本釣りし、今回も防衛相という重要ポストを与えた寵愛ぶりを見れば明らかです。さらに東京都知事という変化球を投げた小池百合子氏も、任期満了の4年後はまだ68歳。再び国会に戻り首相を狙う野心は満々です。蓮舫、稲田、小池、この3氏が男の嫉妬を退けながら女性初の首相を取り合うのは間違いない。このサバイバルは見ものですよ」

 それぞれの戦略と実際の思惑はどうか。まずは蓮舫氏。民進党代表選への出馬会見で蓮舫氏は「私の持っている覚悟は、崖とかスカイツリーというレベルではなくて、富士山から飛び降りるくらいの覚悟」と語り、強い意思を滲ませた。
 先のアナリストが言う。
 「一時は都知事選への出馬を党内からも強く期待された蓮舫氏は、本人も当初、気持ちが揺らいだ。もし出馬していれば、“蓮舫都知事”が誕生していた可能性は7割以上あったでしょう。それを断念した理由は、一国の首相という高い目標があったからです。まずは党代表を勝ち取り、総選挙での大勝、さらにその先の首相の絵図を描いたための、都知事選回避だった」

 先頃の参院選での民進党敗北は、投開票前から事前調査で予測できた。ゆえに岡田克也代表の辞任、代表戦が必ずあるという読みが当たったというわけだ。
 一方、その蓮舫氏と対極の政治姿勢で、猛スピードで女首相への階段を駆け上がっているのが稲田氏。入閣は内閣府特命担当相(規制改革担当)に続く2度目で、防衛相就任前は党政調会長。「党務」も「閣僚」もこなし、すでに首相を目指す政治家としての資格は十分と言われている。
 「それもこれも、'05年郵政解散当時、稲田氏は弁護士活動で南京事件の“百人切り競争事件”を疑問視する姿勢を講演。それを聴講した安倍首相に引き抜かれたのが事の始まりだった。以来、政治家としては異例のスピード出世。今年2月、ある懇親会の席上で安倍首相自らが『首相候補として頑張っていただきたい』と激励したことで、それが現実味を帯びつつある。

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