【プロ野球】DeNA・今永昇太のルーキー離れした”言葉の力”とは (1/2ページ)
2016年、夏の甲子園が佳境を迎えつつあるが、悔しい敗戦に涙した高校球児たちには、ぜひ今永昇太(DeNA)の言葉を今後の糧として参考にしてほしい。
今永はドラフト1位ルーキー。勝利を積み上げられれば、まだまだ新人王も夢ではない。そんな今永が試合後に発する言葉が、シーズン開始当初より注目を集めている。
今回は「今永語録」を紹介しよう。
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■「負けた投手の名は残らない」
自責点1の好投も実らず敗戦投手となった今永は、「エースと呼ばれる存在になるには、1対0の試合を投げ勝たないと。負けた投手の名は残らない」とコメント。
開幕直後(4月5日)のコメントだが、プロ入りしたばかりとは思えない、ルーキー離れした言葉の力を披露した。
■「言い訳は防御率0点台の投手だけが言える」
開幕から好投を続けるも、味方の援護なく連敗した状況についてのコメント。
「味方の援護がなかった」ことを言い訳にしてもいいのは、完璧な仕事をした投手だけ、という今永の志の高さが感じられる。
■「僕だけが粘れなかった」
4月29日の阪神戦、6回を3安打に抑えるも2失点で敗戦。相手投手も自軍中継ぎ陣も粘投するなか、踏ん張りきれなかった試合で残したのがこのコメントだった。
自身の悔しさだけで我を失わず、周りを評価できる客観性が素晴らしい。
■「今日は広島ではなく過去の自分に勝てた」
シーズン開始当初からの惜敗が続くなか、プロ初勝利を収めた日のコメント。
自身との内なる戦いに勝利した結果、試合に勝利できた、というそれまでの今永の苦しみや葛藤が感じられる秀逸な言葉だ。