グループ解散騒動の渦中にいるSMAP・木村拓哉（43）。一部では来年の春に「ソロ歌手デビューが決定」という報道も出るなど、早くも“解散後”のソロ活動に注目が集まっている。

　元チーフマネジャー・飯島三智氏（59）やメンバーがジャニーズ事務所からの独立を計画する中、当初から事務所残留を決めていた木村。忠誠心を示したことで今後の仕事は安泰と言われており、ソロの歌手デビューは論考勲章なのかもしれない。グループではメインボーカル的な立ち位置だっただけに、あり得ない話ではない。

「木村は解散報道が出る直前、1月7日発売の『WiNK UP』（ワニブックス）で、奇しくもソロ活動について言及していました。SMAPに楽曲提供したこともあるギタリスト・MIYAVI（34）と話していた際、『拓哉さん、ソロやんないんっすか？』と聞かれ、『今、考えてない』と答えたところ、MIYAVIに『すげぇ残念がられた』とか。つまり、この時点ではソロで勝負する意識はなかったとみられます。ところが、グループが解散となれば活動の幅を広げる可能性は十分にある。木村のファンからはすでにソロライブの開催を待ち望む声が出ています」（ジャニーズに詳しいライター）

■来年1月には連ドラ出演予定

　これまで、草なぎ剛（42）は“チョナン・カン”名義、香取慎吾（39）は“慎吾ママ”としてCDを発売していたものの、木村の歌手活動は基本的にグループ内のみだった。しかし今後は、木村のソロ活動に期待を持っていたMIYAVIをはじめ、プライベートで仲が良いとされるB'z・稲葉浩志（51）からの楽曲提供も実現するかもしれない。

「これまで木村は俳優業以外でのソロ活動には消極的でした。とはいえ、いまさらバラエティ仕事を増やすのは厳しいでしょうし、俳優業だけでは行き詰まる可能性も。となれば、ソロアーティストとしての道を開くのが賢明でしょう。木村は来年1月に連続ドラマの予定が入っているので、本格始動は少なくとも来春以降になるのでは」（芸能プロ関係者）

　グループのファンにとっては複雑な思いもあるだろうが、来年からは一人の俳優・歌手としての木村の活躍に期待したいところだ。

文・阿蘭澄史（あらん・すみし）

※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相！アイドル流出事件簿』（ミリオン出版）、『事務所をクビになった芸能人』（竹書房）、『芸能人のタブー』（宙出版）など。