【プロ野球】高山俊、原口文仁、北條史也 ~阪神の将来を担う成長著しい若手3選手~ (1/2ページ)
クライマックスシリーズ狙いか? それとも、将来に向けた若手の育成か?
8月24日の時点で、3位のDeNAに1.5ゲーム差で肉薄する阪神タイガース。
「ここまできたら3位狙い!」
「あわよくば、日本シリーズ進出!」
そんな声も聞こえてきそうだが、現在のチーム成績は借金9を抱える債務超過状態。運よく3位に滑り込んでも借金を抱えてのぞむクライマックスシリーズは、過去の例からも盛り上がりに欠けることは明白だ。
ならば、開幕から徹底してきた、若手の積極起用を続けて欲しい。
これがファン心理なのかも知れない。
今シーズン成長著しい若手野手3人のここまでを振り返ってみた。
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■やはり本物だった ~高山俊~
昨秋のドラフト1位、即戦力としてもっとも期待されたルーキーが高山俊。東京六大学リーグの通算最多安打131を記録し、“安打製造機”とまで呼ばれた男はやはり本物だった。
8月24日のDeNA戦で今シーズン12度目の猛打賞を記録、1998年に坪井智哉(現DeNA打撃コーチ)が達成した11度の球団新人記録を、坪井の目の前で更新した。
オールスターゲームでは、競争の激しいセ・リーグの外野手部門からファン投票で選出され、球団の垣根を越えた人気と期待の高さをうかがわせた。
最近数試合は3番に抜擢され、開幕から競い合ってきた外野の一角に“レギュラー当確ランプ”を灯したといっても過言ではない。