【プロ野球】例の風評はウソ、ホント? 高卒ドラ1左腕はやっぱり“地雷”なのか? (1/3ページ)
季節は秋。シーズン終盤戦とともにドラフトが楽しみになってくる時期だ。
今年の高校生は投手が豊作。藤平尚真(横浜)、寺島成輝(履正社)、高橋昂也(花咲徳栄)、今井達也(作新学院)などが上位候補に名を連ねている。
なかでも左腕の寺島はオリックスや阪神をはじめ、多くの球団が1位指名を目指す動きもあり、1位指名はほぼ確実という声もあがっている。
しかし、そんな寺島に待ち受けるのは例の風評だ。
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■高卒ドラ1左腕は大成しない!?
例の風評とは、プロ野球ファンの間で密かに囁かれている「高卒ドラ1左腕は“地雷”」というワード。これまでの歴史を俯瞰すると、51人もの高卒左腕がドラフト1位でプロ野球界に進んでいるが、100勝以上を挙げたのは江夏豊(阪神ほか、通算206勝)と石井一久(ヤクルトほか、日米通算182勝)の2人のみだ。
■ここ20年のドラ1高卒左腕は?
直近20年間で1位指名された高卒左腕と通算成績を見てみよう。
(※成績は8月30日時点。★は現役選手、◎は独立リーグなどで現役)
【1996年】
前川勝彦(PL学園→近鉄)
≪通算≫149試合:31勝45敗/1ホールド
≪引退≫2011年
【1996年】
伊藤彰(山梨学院大付→ヤクルト)1軍登板なし
≪通算≫1軍登板なし
≪引退≫2000年
【1997年】川口知哉(平安→オリックス)
≪通算≫9試合:0勝1敗
≪引退≫2004年