【プロ野球】初々しさよ、再び。シーズン終了間際の今だからこそ振り返る2016年の開幕カード《パ・リーグ編》 (1/2ページ)
各チーム120試合以上を消化し、あと1カ月ほどでレギュラーシーズンが終わろうとしている。あっという間だったと感じる読者の方も多いのではないだろうか。そう考えるとペナントレースは長いようで短い学校生活のようにも思える。
そこで、初々しかった頃の気持ちを思い出すべく、各チームの開幕カードで起きた出来事を振り返りたい。今回はパ・リーグ編だ。
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■福岡ソフトバンクホークス
攝津正が球団史上初となる5年連続の開幕投手を務めた。これは前身の南海時代から含めても史上初。杉浦忠などのレジェンドも成し遂げていない大記録だ。
開幕投手を務めた回数を見ても5回は球団2位タイ。球団記録は南海時代の山内新一の6回だ。来シーズン以降、攝津が球団記録に並ぶ可能性はあるのだが……。
ソフトバンクの今シーズンの初勝利は開幕3戦目に武田翔太がもたらした。これを見て筆者は“攝津から武田にエースの座が移った”と実感したことも付け加えておきたい。
■北海道日本ハムファイターズ
大谷翔平がダルビッシュ有(レンジャーズ)以来の2年連続開幕投手として登板。奇しくも大谷、ダルビッシュともに3年目から開幕投手を務めている。ダルビッシュは5年連続で開幕投手を務め、海を渡った。果たして大谷はどうなるのだろうか。
日本ハムの今シーズンの初勝利は開幕3戦目。9回のマウンドには増井浩俊がいた。誰がこの時、増井がシーズン半ばに先発へ転向し、完封まで記録する姿を想像しただろうか。