とにかく犬はひたすら待つ。飼い主が亡くなった病院の前で8ヵ月も帰りを待ち続けている犬、里親が見つかるも・・・(ブラジル) (1/4ページ)

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とにかく犬はひたすら待つ。飼い主が亡くなった病院の前で8ヵ月も帰りを待ち続けている犬、里親が見つかるも・・・(ブラジル)
とにかく犬はひたすら待つ。飼い主が亡くなった病院の前で8ヵ月も帰りを待ち続けている犬、里親が見つかるも・・・(ブラジル)

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 これまでも病院の前で飼い主を待ち続けたり、から離れようとしない犬、事故現場から動かない犬など、世界各地でひたすら待つ犬の姿が報じられその都度人々に感動を与えている。

 忠実な犬の飼い主への愛は永遠に失われることはないようだ。

 この黒い子犬はネガオという。ネガオにも世界で一番大切な人がいた。いつも一緒に時を過ごし、側にいてくれた男性だ。しかし、ある日突然、その人は自分の目の前から姿を消してしまった。

 最後に姿を見たのは病院の前。なぜ戻ってこないのか分からないネガオは、ひたすら病院の前でその人の帰りを待ち続けている。

 ブラジル、サンタ・カタリーナにあるラス・カルドゾ病院。この病院の前にじっと佇む黒い犬がいる。名前はネガオ。ネガオは8ヶ月もの間、同じ場所で夜通し飼い主が出てくるのを待っているという。

飼い主の乗った救急車を追いかけて病院にたどり着いた

 去年の暮れ、ネガオの飼い主であるホームレスの男性が、感染症にかかり病院に運ばれてきた。ネガオは必死で飼い主を運ぶ救急車の後を追い病院まで走ってきた。飼い主を乗せたストレッチャーが救急車から運び出され、病院内に入って行く様子をじっと見ていた。

 しかし、不幸にもその男性は感染症により命を落としてしまった。二度と飼い主が病院から出てくることはない。ネガオはそんなことを知る由もない。
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