【プロ野球】「神ってる」鈴木誠也(広島)も仲間入り!? 高卒4年目で飛躍を遂げた名選手たち (1/2ページ)

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高卒4年目で飛躍を遂げた名選手たち
高卒4年目で飛躍を遂げた名選手たち

 今年のプロ野球で大ブレークを果たした選手といえば、真っ先に広島・鈴木誠也の名前が挙がるだろう。6月には3試合連続決勝本塁打という離れ業を見せ、緒方耕市監督が鈴木の活躍に対して言ったコメント「神ってる」は年末の流行語大賞にもノミネートされるに違いない。

 9月26日時点でリーグ2位の打率.327、29本塁打、95打点とプロ4年目の若武者は一躍人気選手へと駆け上がった。

 鈴木は高卒4年目の22歳。プロ野球の歴史を振り返ると、高卒4年目で飛躍を遂げた過去の名選手、現役選手がいることに気づく。そんな選手にスポットを当ててみたい。

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■王貞治(巨人)

 通算本塁打868本を誇る「世界の王」。早稲田実業時代はセンバツ優勝投手になるなど超高校級選手として活躍。しかし、巨人入団と同時に打者へ転向するも、プロ初打席から26打席ノーヒットが続き「王、王、三振王」というヤジがスタンドから飛んだ。

 プロ2年目の1960年にはチーム最多の17本塁打を放つも、周囲の大きな期待にはなかなか応えられない日々が続いた。

 そしてプロ4年目の1962年、打撃コーチに荒川博が就任し、王をマンツーマンで指導。今ひとつ抜けきれない現状を打破すべく、一本足打法の習得に取り組んだ。

 7月1日の大洋(現・DeNA)戦、王は初めて一本足打法を試合で試みた。初回に右前安打を打つと、3回にはライトスタンドへ本塁打。3安打3打点の活躍を見せる。以降、王は7月だけで10本塁打と打撃開眼。最終的には38本塁打、85打点で二冠王を獲得し、この年から13年連続本塁打王と大打者への道を突き進んでいく。

■松井秀喜(巨人)

 星稜高時代は甲子園で5打席連続敬遠という伝説を残し、1992年のドラフトで4球団競合のなか、長嶋茂雄監督(当時)がクジを引き当て巨人に入団。ルーキーイヤーの8月下旬からスタメンに定着し11本塁打を放った。

 2年目には開幕から3番に座り、FA移籍で巨人に入団した落合博満と3、4番を形成。20本塁打でリーグ優勝、日本一に貢献した。翌1995年には22本塁打で初めてベストナインを受賞する。

 プロ4年目の1996年、阪神との開幕戦では初めて「開幕4番」を任される。夏場はチームの好調子とともに一気に上昇し、7月、8月と月間MVPを獲得。中日・山崎武司に1本差で本塁打王のタイトルを奪われるも、38本塁打と飛躍し「メークドラマ」の一翼を担った。

 この活躍でリーグMVPとなり、一躍球界を代表する選手へと成長する。翌1997年の本塁打王争いもホージー(ヤクルト)の前に1本差で涙を飲んだが、1998年に42本塁打を放ち、ようやく本塁打王のタイトルを手にした。

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