天才テリー伊藤対談「永野」(4)賞レースの優勝も視野に入れようよ (1/2ページ)
テリー 永野さんは、おととし結婚したんだね。
永野 はい。7年間おつきあいして、僕が40になる前に結婚しようという話になって、14年の8月に。
テリー じゃあ、今の状況をいちばん喜んでるのは奥さんだね。
永野 そうですね。不思議なもので、さっきお話しした「アメトーーク!」のオーディションに受かったのが14年の10月なんですよ。そこから急に忙しくなりましたから‥‥。
テリー 奥さん、“あげマン”じゃない!
永野 と思いますね。だから「結婚してよかったな」と。今は「もっと働け」「帰ってくるな」と言われ続けてますけど(笑)。
テリー 苦労かけた分、尽くしてあげなよ。収入も増えただろうから、広い家に引っ越してあげるとか。
永野 それは今、あまり考えていませんね。結婚してから奥さんの実家に住み始めたんですが、郊外なのでのんびりしていていいんですよ。前は(都内の)三軒茶屋とかに住んでいたりしたんですけど、いろんな情報が多すぎるせいか、精神的にもかなりギスギスしてしまって。思った以上に環境って、メンタルな部分への影響があるんですね。
テリー それ、すごくよくわかるよ。
永野 女の子や子供に受けてうれしいと思ったのも、引っ越した頃からなんですよ。だから、また都会に住んだら作るネタに影響が出て、マニアックなあの頃に戻っちゃうんじゃないかと、ちょっとビビっているところもあるんですね。
テリー そこまで自分でわかってるなら、そのままでいいんじゃないかな。
永野 それに仕事が終わって、タクシーで帰る時に都会の喧騒からどんどん離れていくじゃないですか。その風景を眺めていると、自分をクールダウンできるというか。