【プロ野球】もう1度、1軍で輝く廣瀬純が見たかった。広島暗黒期を支えた名手が引退! (1/2ページ)

デイリーニュースオンライン

広島暗黒期を支えた名手が引退!
広島暗黒期を支えた名手が引退!

 25年ぶりに優勝を決めた広島。優勝に沸くチームの裏で、今まで広島を支えてきたベテラン選手がユニフォームを脱ぐ。寂しいことではあるが、厳しいプロの世界において、避けては通れない道。毎年のことながら、ファンとしては寂しさを隠しきれない。

 先日、今シーズンを限りに、倉義和、廣瀬純が引退することが発表された。

 1979年生まれの筆者にとって、同じ年生まれ(学年は廣瀬が1つ上)の廣瀬には強い思い入れがある。ここで、長年広島を支えてくれた廣瀬に敬意を表し、広島ファンの筆者が思いのたけをつづりたい。

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■荒んだ心に響いたレーザービーム

 2009年、私は地方での仕事と生活に耐え切れず、仕事を辞め東京に帰ってきていた。ただ、帰ってきたはいいが、仕事もなく惨めな日々を送っていた。私は大好きな野球と、広島の試合に救いを求めて数年ぶりに神宮球場を訪れる。

 そこで見た廣瀬のレーザービームに、私の心は射抜かれた。

 当時の広島は、暗黒期の真っ只中。今でこそ常時満員の客席だが、当時は空席も多く、とても人気球団のソレではなかった。

 戦力的にも厳しく、結果も出せない。当時の広島の位置付けはまぎれもなく弱小チームだった。しかし、弱いながらに見せるひたむきなプレーには心に訴えるものがあり、とても愛おしく感じながら見ていたのを昨日のことのように思い出す。

 とくに前年、自己ワーストに近い成績に落ち込んでいた廣瀬からは、この年にかける意気込み、這い上がろうとする気合がみなぎっており、田舎から戻ってきてやり直そうとする自分を投影しては、勝手に親近感を覚えていた。

 そんな経緯もあり、私は廣瀬という選手に注目するようになる。

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