【プロ野球】《2016ドラフト注目選手・投手編》運命の1一日、近づく。ドラフト目玉投手5人をピックアップ! (1/3ページ)
もういくつ寝ると、ドラフト会議。
なかにはドキドキして眠れない選手もいるだろうが、今回から2度に渡って今年の目玉候補を紹介・おさらいしていきたい。
まずは「投手編」。この5人の投手をピックアップ!
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■一時は「全球団1位指名」の声も
田中正義(創価大)
今年のドラフトを語る上でまず外せないのは、創価大の田中正義だろう。高校時代は肩のケガで主に外野手としてプレーしていたが、大学進学を機に再び投手に転向。2年時にチームを春秋連続で全国ベスト4に導いたことで、その名が一気に知れ渡った。
田中の最大の武器は150キロを超えるストレートで、制球力・キレともに抜群。昨夏に行われた大学日本代表対NPB選抜の試合では、プロの有望株相手に4回を投げ、7者連続奪三振を含む無安打・無四球・8奪三振をやってのけるなど、その実力が上のレベルでも通用することを示してみせた。
将来的には先発の柱はもちろん、その制球力のよさから守護神を任せても成功しそうな雰囲気がある。唯一にして最大に心配なのは、故障歴のある右肩の状態だけ。
■今年の候補の中で一番「持ってる」選手
今井達也(作新学院高)
夏の甲子園でスターダムに駆け上がり、一躍ドラフトの筆頭候補まで上り詰めた今井達也。春まで無名だった投手が、まさに右肩上がりで評価を高めていった。この伸びシロには恐ろしさすら感じる。
件の甲子園では、浮き上がってくるような高い回転数を誇る快速球とカットボールを武器に各校の打者をなで斬りに。常時この投球ができるなら、プロでも十分に通用するだろう。
とはいえ厳しい見方をすれば、超高校生級の活躍をしたのはこの夏だけ。また、ストレートが抜けてシュート回転したボールになることもしばしばある。武器の精度を高めるという意味でも、獲得した球団には焦らずじっくりと育ててもらいたい。