【プロ野球】真砂勇介がMVP。若き侍たちが世界を制す! 第1回WBSC U-23野球ワールドカップ優勝は日本代表!! (1/2ページ)

デイリーニュースオンライン

第1回WBSC U-23野球ワールドカップ優勝は日本代表!!
第1回WBSC U-23野球ワールドカップ優勝は日本代表!!

■世界の頂点に立つ!

 メキシコのモンテレイで開催された「第1回WBSC U-23ワールドカップ」は、日本時間の11月7日に決勝が行われ、日本がオーストラリアを10対3で下し、初代の世界王者となった。

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■楽勝続きから一転、苦しい試合ばかりに…

 終わってみれば、トータルで9試合を戦い8勝1敗だった今大会。この数字だけ見ると、日本がこの大会で輝きまくったようなイメージを与えるかもしれないが、実際は決して楽なVロードではなかった。

 オープニングラウンド(1次ラウンド)は5戦5勝、しかもいずれもワンサイドに近い内容で突破した日本。投打が噛み合い、相手を圧倒する試合ばかりで、たしかにここまでは順風満帆だった。

 ところが、次のステップとなるスーパーラウンド(2次ラウンド)の3試合は、一転、厳しい戦いを強いられた。

 スーパーラウンド初戦の韓国戦は、両チームとも攻めあぐねる膠着した状態から、5回表にジョン・ヒョンに先制ソロを浴びてしまう。そこから、7回裏に真砂勇介(ソフトバンク)の同点ソロで追いつき、無死一、二塁から試合を始めるタイブレーク方式の延長戦へ。10回表の韓国の攻撃をしのいで、その裏、相手のエラーでサヨナラ勝ち。2対1の辛勝だった。

 続くパナマ戦は、2回に山下幸輝(DeNA)のソロアーチなどで2点を先制するも、その後はパナマの先発・ベラスケス、8回途中から登板したゲレーロの粘りのピッチングの前に日本打線は沈黙。逆に、パナマには3、5、8回と小刻みに1点ずつを挙げられてしまい、2対3で逆転負け。今大会の初黒星を喫した。

 3戦目のメキシコ戦は、5回裏にエラー絡みで日本が2点を先制するも、6回にディアズの同点2ランで同点に。しかし9回裏、無死一、二塁から、三好匠(楽天)の投ゴロをメキシコが悪送球してくれて、日本にサヨナラ勝利が転がり込んできた。

 ただ、スコアは3対2の勝利でも、チャンスであと一本が出ず、3点ともメキシコの守乱によるもの。エラーがなければ、勝敗はどうなっていたかわからない苦しいゲームだった。

 決勝進出がかかったスーパーラウンドは、プレッシャーも、各チームの真剣度も格段に違う。それをあらためて思い知らされる3試合となった。

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