【プロ野球】「さよならゴメス」で完全空白? 阪神のファーストがいない。解決策は清宮幸太郎か!? (1/2ページ)
2016年シーズンは4位に終わり、いきなり出足を挫いたかのように見えた金本阪神。オリックスからFAで糸井嘉男を獲得し、来シーズンに向けて意気揚々だが、思わぬ落とし穴が待っていそうだ。
その大きな穴とはファーストである。
阪神は今オフ、実績のあるゴメスを自由契約にし、メッツからキャンベルを獲得。キャンベルの成否は蓋を開けてみないとわからないが、ともかく、これでファーストの穴が埋まったかというとそうでもない。
もともと阪神は新助っ人の補強ポイントの狙いを「右打ちのサード」に定めており、キャンベルもサード。もちろんファーストもこなせるが、まずは狙い通りサードでテストするようだ。
ちなみにゴメス放出前の構想では、糸井を獲得し、福留孝介をファーストコンバートする予定だったが、福留が固辞。センター・糸井、ライト・福留の布陣に期待は膨らむが、やはりファーストの穴は埋まらない。
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■2016年シーズンの阪神のファースト
まず、2016年シーズンの阪神のファーストを見てみよう。
【守備出場試合数】
ゴメス:31試合
荒木郁也:22試合
今成亮太:11試合
原口文仁:9試合
中谷将大:5試合
新井良太:3試合
陽川尚将:1試合
森越祐人:1試合
ヘイグ:1試合
ご覧の通り、ファーストがメインの選手は皆無だ。原口文仁が9試合に先発しているが、メインはキャッチャー。打撃を生かしたコンバート案も浮上したが、これも原口があまり乗り気ではなく、お流れになりそうな雲行きだ。
22試合出場のすべて荒木は守備固めでの出場。ゴメスが130試合でスタメン出場したこともあるが、特筆すべき2番手は存在しない。