鹿島アントラーズがレアル・マドリードに善戦したことに引き続き、サッカー界は明るい話題尽くしだ。サッカー日本代表の長友佑都（30、インテル）が12月24日、タレントで女優の平愛梨（32）とともに婚約会見を実施した。二人はテレビ番組にも生出演して幸せオーラをふりまくなどして、周囲から祝福を受けた。しかし一部ファンからは「クドい」と飽きられムードが漂っている。

■ドヤ顔で婚約会見に「勝手に2人でやってくれ」

　クリスマスイヴの24日、赤い蝶ネクタイで金屏風の用意された会見場に平と一緒に登場した長友は、1月29日に入籍することを正式発表した。集まった報道陣を前に、平の天然エピソードなどを披露して満面の笑みを浮かべていた。披露宴はシーズン終了後の5月以降となる見込み。

　ファンからは祝福コメントがあふれる一方、一部で飽きられムードも。「クドい」「今更なんの新鮮さもない。勝手に2人でやってくれ」「まだ婚約してるだけやん」「現実はバラエティータレントを嫁にした全盛期を過ぎたサッカー選手ですからね。見ててなんだか恥ずかしいわ」などと冷たい指摘が相次いだ。長友の子供は「11人ほしい」発言には「エロガッパ」という非難も出た。

「不可抗力な面もありますが、交際発覚から婚約の正式発表までの間が長過ぎたこと、マスコミ各社が“アモーレ”を連発し過ぎたことが世間の飽きられムードを増長してしまったかもしれません。また、平が関ジャニ∞の丸山隆平（33）と二人っきりで鰻屋へ行ったりしたことがジャニーズファンを中心にひんしゅくを買っているようです」（報道関係者）

　それでも長友と平の“公開イチャつき”は終わらなかった。会見後の翌25日には、バラエティー番組『行列のできる法律相談所　緊急生放送2時間SP』（日本テレビ系）に二人そろって生出演。サプライズで用意された平の両親からの手紙が紹介された際には、感極まった平が涙を見せた。また長友は同手紙の「（娘の）返品交換のなきよう温かく包み込んで下さるよう」というメッセージに対し、「絶対にしません」と断言した。

　長友のドタバタと前後して、サッカー日本代表キャプテンの長谷部誠（32、フランクフルト）とモデルの佐藤ありさ（28）の結婚披露宴も12月25日に実施されていた。多くのサッカー界関係者が出席して長谷部を祝った模様だが、話題としては“アモーレ婚”に一時かき消される格好となった。

「ほぼ同時期に結婚しただけに、今後マスコミの間でこの2組の夫婦は比較対象されるかもしれません。現時点の評価で考えれば、所属チームで長谷部はリベロにコンバートされて大当たりしている。現地評もすこぶる良い。一方、長友はレギュラーに定着しきれておらず、またしても移籍観測が出ている。来年1月にウワサされるスペインやドイツへ電撃移籍する可能性もゼロではない。不安定な生活にならなければ良いですが」（前出・報道関係者）

　それでもようやく落ち着きを見せそうな“アモーレ”騒動。平は「2月からイタリアに行く」とも発表しているが、行き先や心境が急遽変わって再び騒ぎにならないことを祈るばかりだ。

文・佐々木浩司（ささき・こうじ）

※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』（宝島社）など。