【プロ野球】ようこそ日本へ! 2017年・新外国人選手たちの2016年の成績をチェック!!(パ・リーグ編) (1/2ページ)
2017年からNPBでプレーすることが決まった新助っ人の昨季の成績をまとめてみよう。前回のセ・リーグ編に続き、今回はパ・リーグの新助っ人を紹介!
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■北海道日本ハムファイターズ
新加入外国人選手:なし
日本シリーズでMVP級の活躍を見せたバースがメジャー復帰を志願して退団したものの、メンドーサ、マーティン、レアードが残留した日本ハム。今のところは新外国人獲得の情報はなし。本格的な動きは年が明けてからになりそうだ。
■福岡ソフトバンクホークス
カイル・ジェンセン(内野手・28歳・左投右打)
【MLB】17試合:打率.194(31打数6安打)/2本塁打/7打点/0盗塁/OPS.716
【3A】133試合:打率.289(498打数144安打)/30本塁打/120打点/1盗塁/OPS.896
V奪還を目指すソフトバンクはまずジェンセンを補強。珍しい左投右打でメインは一塁手だが、外野の経験も豊富だ。2016年は3Aで30本塁打を放ち、マイナー通算178本塁打の大砲だ。
これだけの実績を残しているのだがメジャーデビューは2016年。実はかなり三振が多いタイプで、粗さがメジャー昇格の妨げとなっていた。大型扇風機になるか、大化けするか、両極端の結果が予想される。ロッテから獲得濃厚といわれるデスパイネとのレースになりそうだ。
■千葉ロッテマリーンズ
マット・ダフィー(内野手・27歳・右投右打)
【MLB】3試合:打率.000(3打数0安打)/0本塁打/0打点/0盗塁OPS.000
【3A】109試合:打率.229(401打数92安打)/14本塁打/52打点/0盗塁/OPS.684
2016年はFAで流出した今江敏晃の穴を完全に埋めることができなかったロッテ。新たな三塁候補として、ダフィーを獲得した。
2015年にMLB新人王投票2位だったマット・ダフィー(レイズ)とは同姓同名の別人。MLB通のファンはさっそく「マット・ダフィーじゃない方のマット・ダフィー」と毒を吐いているようだ。
確かに3A成績は近年来日した選手たちと比べて物足りない気もするが、大爆発して日本では「じゃない方じゃない」マット・ダフィーになってほしい。
■埼玉西武ライオンズ
フランク・ガルセス(投手・26歳・左投左打)
【3A】37試合:6勝8敗/1セーブ/投球回114.1/防御率4.41/ 98奪三振/ WHIP1.50
ブライアン・シュリッター(投手・31歳・右投右打)
【3A】36試合:1勝2敗/8セーブ/投球回42/防御率3.64 /43奪三振/WHIP1.50
アレクシス・キャンデラリオ(投手・34歳・右投右打)
【3A】7試合:3勝1敗/投球回44.2/防御率2.62/35奪三振/WHIP1.16
このところ、自前で発掘した助っ人投手に当たりがない西武。今年も大幅な入れ替えを余儀なくされた。しかし、現時点ではかなり眉唾モノ……。
ガルセスは2015年にメジャーで40登板、シュリッターは2014年に61登板を果たしているが、両者ともにメジャーで生き残れず“都落ち”の状態。さらにキャンデラリオは世界各国のリーグを渡り歩き、2016年はイタリア、米独立、3Aでプレー。球団も「ミステリアス」と認める謎の選手だ。
Jリーグのチームが窮するあまり、よくわからないブラジル人を3人獲得する「ブラジル人ガチャ」に似ている気もしなくもない。