【プロ野球】表と裏!? 天国と地獄!? 王貞治、野村克也、阿部慎之助ら首位打者と打率最下位を獲得した男たち (1/2ページ)
いいときもあれば悪いときもある。人生でもプロ野球でも、それは同じだ。一年の締めくくりに天国と地獄を味わったとも言える「首位打者を獲得しながら(規定打席到達中)打率最下位も記録している選手たち」を紹介しよう。
※野球の見方が変わるスマホマガジン『野球太郎Pocket』と『週刊野球太郎』でニュースやコラムが読み放題!
■王貞治(巨人)
三冠王に2回輝き、首位打者も5回獲得している「世界の王」こと王貞治。この球史に輝く大打者も、現役最終年となる1980年に打率最下位を経験している。
引退を決断した際の「王貞治としてのバッティングができなくなった」という発言が有名だが、現役最終年は本塁打こそ30本放っているものの、打率.236はルーキーイヤーを除いて自己最低。19622年から18年間続けていたリーグ最高出塁率の座からも陥落。世界の本塁打王も年齢による衰えには勝てなかったようだ。
【首位打者】
1968年:打率.326
1969年:打率.345
1970年:打率.325
1973年:打率.355
1974年:打率.332
【打率最下位】
1980年:打率.236
■野村克也(南海ほか)
戦後初、また捕手として初の三冠王を獲得した野村克也も打率最下位を経験している。キャリア唯一の首位打者を獲得し、三冠王に輝いた1965年から12年後の1977年に打率.213と最下位に終わってしまった。この年の野村は兼任監督としてプレーしていたが、シーズン間際に解任。踏んだり蹴ったりのシーズンだった。このオフに野村はロッテへと移籍した。
【首位打者】
1965年:打率.320(南海)
【打率最下位】
1977年:打率.213(南海)