憧れと誇りを抱いた80分間。東海大の明るい希望たち。 (2/2ページ)
東海大相模中等部からフロントローひと筋のPR土一主将は、「花園予選で、桐蔭さん、慶應さんに勝てるように頑張ります」と、強豪ひしめく神奈川県下を戦い抜く覚悟を示す。この日、東海大の強力スクラムがもたらした2本のトライについては「堪りませんでした」と大きな笑顔。
そんな頼もしい教え子への三木監督の期待値は高く、「今年のチームはバランスが良くて、能力の高い子たちがいるので、その子たちが思い切ってプレーしてくれればと思っています」。
2017年4月28日から5月5日に開催予定のサニックスワールドユース本大会まで、時間はある。まずは神奈川県下の新人戦で腕試しをするつもりだ。
表彰式も終わって、人の掃けたバックスタンド。
東海大相模の選手たちがいっせいに散らばり、通路や座席下のゴミを拾っていた。
先輩たち同様、凛々しい後ろ姿を残して東の聖地を後にした。
(文:多羅正崇)大学選手権の表彰式後、バックスタンドのゴミを拾う東海大相模の選手たち(撮影:多羅正崇)