女優の桐谷美玲（27）が、4月からスタートするドラマ『人は見た目が100％』（フジテレビ系）の主演に抜擢された。本作は、同名コミックを原作としたラブコメディ。桐谷美玲は、製紙会社に勤める研究職で、典型的な理系女子たちが「自分は女性ではなく“女子モドキ”なのではないか」と感じ始め、美の研究に奮闘する様子が描かれる。

　この起用に「地味でまじめな30歳の理系女子」を桐谷が演じることに、疑問の声が多数あがっている。桐谷の連続ドラマの出演は、昨年夏に放送された月9ドラマ『好きな人がいること』（フジテレビ系）以来となるが、同作でも全話平均視聴率が8.9%（ビデオリサーチ調べ、関東地区）と、決して高いとは言えない数字を叩きだしている。また放送時間帯は木曜10時枠とされており、ここ最近同枠で放送された『営業部長 吉良奈津子』（同）や『Chef～三ツ星の給食～』（同）などは、ことごとく惨敗している。

　桐谷は雑誌『VOCE』（講談社）で「2016年“最も美しい顔”」に選ばれたほか、アメリカの映画サイト『TC Candler』が選ぶ「世界で一番美しい顔ランキング」でも38位を獲得している。こうした“美の実績”を持つ桐谷が主演を演じることが、女性視聴者たちの癪に障っているとの指摘もある。しかしその一方で、桐谷本人は気に介していない様子だという。

「世間の声を気にしていないというのもありますが、視聴率に関してもあまり関心がないようです。特に現在の月9はことごとく不調ですが、『好きな人がいること』はワースト視聴率を記録したわけではありません。その前後に同局で放送された『ラヴソング』と『カイントとアベル』よりは良かったので、本人としても低視聴率を叩きだしたという感覚でもないようです」（芸能関係者）