【プロ野球】復活の日は来るか!? 体重9キロ減でキャンプに臨んだ松坂大輔と「松坂世代」の崖っぷち選手たち! (1/2ページ)
2月1日のキャンプイン早々に話題を振りまいたのが、9キロの減量に成功し、スリムになって現れた松坂大輔(ソフトバンク)だ。
3年契約の3年目を迎えるが、過去2年で1登板しかできておらず、まさに崖っぷち。「ソフトバンクの不良債権」と口さがない批判の声も挙がるなか、シャープな体からは現状を打破しようとする意気込みが伝わってくる。
今シーズンの松坂には少なからず期待が持てそうだ。かつて球界の主役の座に君臨していた男の復活を信じたい。
また、数年前までは球界の一大勢力だった「松坂世代」の選手たちだったが、松坂同様に崖っぷちに立たされている選手は多い。「松坂世代」の今シーズンは、どうなるのだろうか?
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■火の玉ストレート復活なるか?
「松坂世代」の代表格といえば藤川球児(阪神)を挙げる人も多いだろう。全盛期には、ホップして見えるとまで言われた「火の玉ストレート」を武器に絶対的クローザーとして活躍。球史に名を残す名投手となった。
2013年にはメジャーリーグへ挑戦。2015年に四国アイランドリーグplus・高知ファイティングドッグスに在籍したのち、ファンからの熱烈な支持を受け古巣・阪神に復帰した。
しかし、ここ数年を振り返るとケガの影響でメジャーでは満足いく活躍ができず、昨シーズンも全盛期に比べると寂しい成績に終わった……。
■藤川球児の2016年通算成績
43試合:5勝6敗/3セーブ/10ホールド/防御率4.60
昨シーズンの数字を見る限り、ファンの期待を裏切る形となったのは否めない。
シーズン序盤は先発として起用され、5試合で1勝2敗、防御率6.12と振るわなかった。結果的にこの先発起用が失敗につながったと見る向きもある。
その後、本来の抑えに戻ると先発時よりは安定した投球を見せたが、ファンの心を鷲掴みにした「火の玉ストレート」は、最後まで復活することはなかった。
苦境のなかで迎える今シーズンは、最初から抑えでの起用が予想される。2年契約の最終年だ。ここで活躍しなければ藤川とて引退の危機に直面するのは間違いない。「火の玉ストレート」が復活するのか? 注目したい。