長渕剛 恩人の「お別れ会」で“ナマ熱唱弔辞”の舞台裏 (1/2ページ)

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長渕剛 恩人の「お別れ会」で“ナマ熱唱弔辞”の舞台裏

 大恩人の「お別れ会」で、長渕剛(60)が熱唱──。いかにも“らしい”やり方で、故人を送り出した。しかし感動的な追悼の舞台裏には、大御所ミュージシャンの意外な“小心素顔”が隠れていたのである。

「石坂さん、こんなところで、お別れの会で弔辞を読むなんて思ってもなかったです。すごく悲しいんだけど、しっかり読めるかどうか‥‥」

 2月8日、東京・青山葬儀所で営まれた、元日本レコード協会会長・石坂敬一氏(享年71)の「お別れ会」。長渕の弔辞は、そんな戸惑いとも取れる独白から始まった。

 昨年12月31日に亡くなった石坂氏は、東芝EMIでビートルズの担当ディレクターを務め、レコード会社の会長職を歴任した音楽界の巨人だ。長渕にとってもデビュー当時からのつきあいで、代表曲「巡恋歌」「乾杯」などを手がけてもらっている。

 弔辞の終盤には12年に鬼籍に入った俳優・二谷英明の葬儀でも披露した、自身の楽曲「12色のクレパス」を熱唱。故人への思いがあふれるあまり、即興で歌いだしたかのようなムードに、多くの参列者の涙を誘ったのだが‥‥。

「即興のわけがないでしょう。豪放磊落で堂々とした印象のある長渕さんですが、実はかなりの小心者ですからね。あの熱唱弔辞も、2日前に葬儀所を訪れて、しっかりリハーサルを行っていましたよ」

 そう断言するのは、長渕をよく知る音楽番組の関係者だ。

「昨年12月に放送されたフジテレビの音楽特番『FNS歌謡祭』でも、まるで即興のように米・トランプ大統領やマスメディアの報道姿勢を批判するような『乾杯』のアレンジ曲を約8分間の長尺で披露しました。物議を醸したものですが、画面にはしっかり歌詞が字幕スーパーで出ていて、生放送の進行にも支障を来しませんでした。リハなしではありえませんよ」(前出・音楽番組関係者)

 いわく、長渕はリハがないととたんに不安が募る性格で、今回もスタッフに、「何とかしろ!!」とハッパをかけ、半ば強引に前代未聞の“葬儀所リハ”を実現させたのだという。

 会場となった青山葬儀所に問い合わせると、やはり「お別れ会」の2日前にそれは極秘で行われていた。

「葬儀社のほうから、式場の使用をお願いされました。

「長渕剛 恩人の「お別れ会」で“ナマ熱唱弔辞”の舞台裏」のページです。デイリーニュースオンラインは、石坂敬一週刊アサヒ芸能 2017年 3/2号冨永愛志穂美悦子長渕剛エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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