『A LIFE』高視聴率でも木村拓哉の”業界内評価”が散々なワケとは

デイリーニュースオンライン

Photo by Pixabay(写真はイメージです)
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 SMAPの解散騒動でイメージダウンしていた木村拓哉(44)が、息を吹き返している。自身が主演を務めるドラマ『A LIFE 〜愛しき人〜』(TBS系)が前評判とは違い、視聴率は2桁を安定してキープするなど軒並み高い視聴率を叩き出している。

 また、同ドラマの撮影現場では、およそ150人のスタッフに番組特製のジャンパーをプレゼント。さらに、4月公開の映画『無限の住人』の撮影初日には、こちらも総額300万円ともいわれる食材を自ら持ち込み、スタッフ全員に鍋を振る舞ったという景気のいい話も聞こえて来る。

「木村の好感度の急低下もあり惨敗するとも言われていましたが、蓋を開けてみれば今期の全ドラマ全の中でも独走しています。それに気を良くしたのか、いつも以上に差し入れも気合が入っているようですね。とはいえ、徹底した現場への配慮は“さすがキムタク”と現場スタッフからも信頼を得ているようです」(ドラマ制作関係者)

 そんな木村だが、今でもSMAPに対する意識が過剰だともっぱらの噂だ。2月15日に行われた『無限の住人』完成報告会見では、写真撮影の時間にBGMとして流れていた主題歌が急に爆音になったのだという。報道陣の木村への”直接の声掛け”を防ぐためにスタッフ側が配慮したようだ。当然、こんな爆音の中で写真撮影の指示が行き届くわけもなく、関係者にとってはうるさい雑音でしかなかったという。

■業界では草なぎの評価の方がダントツ?

「解散から時を経た今、記者会見や取材などでSMAP関連の質問をする記者はほとんどいない。しかし、それを毛嫌いする事務所が、現場のスタッフに過剰な対応を要求しているようです。ジャニーズは、草なぎ剛(42)が現在主演を務めるドラマも同クールで放送していることもあり、SMAP関連の質問が飛び交うと思ったのでしょう。ジャニーズの異様なピリピリムードに、会見でのスタッフや関係者も対応に右往左往させられていたようです」(芸能記者)

 “パンドラの箱”となっているSMAPの話題を一切するなという無言の圧力なのだろうが、それがかえってSMAPの存在を意識させてしまう結果になっているという。そうした木村の”徹底ガード”に不満を募らせる記者は少なくない。

 一方で、草なぎが主演を務める『嘘の戦争』(フジテレビ系)も視聴率は安定して2桁をキープしている。とはいえ、傍目から見れば木村の方が一歩リードしているのだが、局関係者の評価は真逆だ。

「ドラマ不振が続くフジテレビでこれだけ安定した視聴率を出している草なぎのドラマの方が、“総合的な評価”は高い。木村は、視聴率を取りやすい『TBS日曜劇場』の枠というおぜん立てもされ、制作予算も青天井という条件なので当然といえば当然です。本人はこの結果に満足しているようですが、費用対効果を考えれば『逃げ恥』にも遠く及ばず、TBS関係者は内心もっと行けるはずだったのではないかと渋い表情です」(テレビ局関係者)

 元メンバーの草なぎとの視聴率対決はどうにか制して木村のプライドは守られたが、業界内での評価はイマイチな様子。SMAPの肩書が完全に消えた木村の賞味期限はいつまで持つのだろうか。

文・真田栄太郎(さなだ・えいたろう)
※1978年神奈川県出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ダークサイドリポート』(ワニマガジン社)、『週刊宝島』(宝島社)、『Hot Dog Press』(講談社)などに寄稿。現在は週刊誌の記者・編集者として事件、芸能取材に奔走する
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