森友学園は学園祭にAKB48の招致を画策していた?
連日にわたってテレビで取り上げられている大阪府豊中市の学校法人『森友学園』に関する問題。事の本質は“学校の土地誘致に政治力が使われたか否か”ということだが、もうひとつ「学校運営側のミーハーな態度にも問題がある」(教育ジャーナリスト)との点も指摘されている。
「基本的な教育方針が『日本人としての誇りと自信を持たせる』と、極めて愛国的であるのは周知の通りです。しかしその一方で、学園立ち上げと同時に実現したいことなどとして、『AKB48』を学園祭に呼ぶというプランが挙がっていました」(同・ジャーナリスト)
同学園の籠池泰典元理事長が中心となり「とにかくメディアに取り上げられて話題を集めないといけない。毎年、学園祭に『仮面ライダー』や『アンパンマン』などの人気キャラクターを呼んでイベントをやるべきだ」という議論が、学園立ち上げの際に起きていたという。
アダルトビデオ監督の村西とおるがツイッターでこの『森友学園』の話題を取り上げ、次のように投稿している。
国民を侮ってはいけない、のは森友学園ではなく、どうでもいいことを針小棒大に伝えているメディア。森友学園が小学校申請を取り下げて、国に敷地を返還、で一件落着。これ以上なにか騒ぐことありや。豊洲移転もそうだがポピュリズムに堕ちて付和雷同するメディアのバカ騒ぎこそが我が国にとっての不幸
— 村西とおる (@Muranishi_Toru) 2017年3月11日
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このようにメディアへ苦言を呈したが、もともとメディアを利用しようとしたのは森友学園側にあるというのが、前出のジャーナリストの意見だ。
「実際に学園の運営側は『AKB48』のスケジュールを調べたりはしなかったと思うが、これだけ土地購入に関する手続きの疑惑がクローズアップされ、認可が取り下げられたいまとなっては、すべては絵に描いた餅になりました。AKBはいつか卒業できるが、こうした問題を起こした学園関係者は、いいかげんにこうした体質を“卒業”する必要があります」(同・ジャーナリスト)
国有地を周辺土地評価額の14%の価格で取得した問題は、政治家の口利きがあったかどうかに焦点が当てられている。それと同時に“タレントを学園に呼ぶ際に裏金があったかどうか”も執拗に追求するジャーナリストが出てきてもおかしくない雰囲気だ。
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