バス水没、スタントで流血…「伝説の番組」たけし当時を振り返る

まいじつ

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大手Q&Aサービス『Yahoo!知恵袋』の、『アノコレ袋』というコーナーで、北野武が一般ユーザーから寄せられた質問に答えた。

質問には《自分の死について考えたことはありますか?》、《どうしたら心が強くなりますか?》など精神的・哲学的な質問や、監督と主演を務めた映画『アウトレイジ』に関する質問などが多く寄せられた。その中でテレビ番組『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(日本テレビ系)の復活特番を願う一般ユーザーからの質問にも、北野は快く回答していた。しかしその回答とは、いままでメディアでは発言したことのないであろう内容だった。

元気が出るテレビは、1985年4月に放送がスタートして12年間レギュラー放送が続き、1996年10月6日に終了した。出演者には高田純次や故・松方弘樹が名を連ねていた。番組が終了した理由として、同時間帯に放送されていた『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)に視聴率で負けたからではないかと噂されていたが、実際のところはどうなのか知る由もない。

北野が昔受け持っていた人気番組には、『風雲たけし城』、『平成教育委員会』、『スーパージョッキー』、『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』などがある。時代を象徴した番組の終了を惜むファンは、いまもなお復活を願っているようだ。

北野はこの質問について、《テレビ局の予算がないから難しいかもなぁ。》と答えている。その背景には番組に付くスポンサーの減少があるようだ。続けて《最近は予算がないから、1時間番組を薄めて、3時間番組にしてる。》と北野はテレビ業界の懐事情に言及した。

それに加え北野は、当時テレビプロデューサーとして番組の総合演出を務めていたテリー伊藤が、毎週のようにスポンサーと大げんかをしながらも過激な番組作りに励んでいた様子を語った。出演者がカースタントで流血する怪我を負ったものの、それすらも“笑い”に変えてしまったことや、台風の熱海でクレーンに吊るした大型バスを海に沈めたときに、バスに乗っていた出演者があわや窒息しそうになっていたことなど、危険を顧みない撮影を続々とこなしていたという。

いまのテレビ番組ではありえない“無茶な挑戦”が次々と放映されていた時代が懐かしい。

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