【プロ野球】今年の巨人は逆大穴? 優勝奪還に黄信号。オープン戦“最下位”の理由は? (1/2ページ)

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優勝奪還に黄信号。オープン戦“最下位”の理由は?
優勝奪還に黄信号。オープン戦“最下位”の理由は?

 5勝14敗。オフにはFAで陽岱鋼、森福允彦、山口俊の3人を獲得するなど、大型補強を敢行した巨人だが、オープン戦ではまったく奮わなかった。

 巨人が優勝すれば景気がよくなる――、かどうかはさておき、キャンプ前からファン、評論家の間では上位確実といわれていたが、春先からスタートダッシュがきいていない。

 約1カ月間、オープン戦期間中に巨人に何があったのか。整理してみたい。

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■新戦力不発、坂本不在で打線に迫力を欠く

 まずは打線がひどかった。WBCで坂本勇人を欠いたとはいえ、チーム打率が12球団中最下位の.196では勝てるはずがない。

 特に主力陣の調子がすこぶる悪かった。阿部慎之助が打率.182、村田修一が打率.128、長野久義が打率.208。阿部、村田の尻を叩くために獲得したマギーも打率.148。2年目の飛躍が期待されたギャレットにいたっては打率.077の大不振だった。

 気を吐いたのは立岡宗一郎。それでも規定打席未満で打率.306。中井大介が21打数8安打で打率.381を記録したが、打線の核になる存在を欠いた。

 この時期にはシーズン中の活躍は別として、ハツラツとした若手が出てくるものだが、それがなかった。岡本和真は2本塁打を放ったが、打率.241でブレイク候補には至らず。多くの打席を与えられた選手も軒並み低打率に終わった。

 加えて陽岱鋼は下半身の故障で開幕アウト。2軍戦に出場したのみに留まった。

■二塁の穴が埋まらず

 ここ数年、巨人のアキレス腱となっている二塁は未だに暗黒時代だ。

 片岡治大も昨年の故障が癒えず、3軍キャンプからのスタートで開幕は間に合わず。昨季、CS直前に練習態度を問題視され、懲罰的に2軍降格となったクルーズは5試合に出場したのみ。契約最終年の今季は2軍のままシーズンを終える事態もあり得るだろう。

 坂本がWBCでいなかった分、遊撃での起用も含めて実戦機会は多かったが、吉川大幾、辻東倫、柿澤貴裕、重信慎之介と二塁候補がそろって結果が出せなかった。マギーの二塁起用プランが囁かれる始末だ。

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