【プロ野球】2年目のジンクスを吹き飛ばせ! 楽天の若き勇将・茂木栄五郎が開幕好発進! (1/2ページ)
プロ1年目に好成績を収めた選手が、ライバル球団による研究が進んだ結果、翌年スランプにハマることがある。いわゆる「2年目のジンクス」だ。しかし、楽天の若き勇将・茂木栄五郎にとっては、どうやらそのジンクスは無縁といえそうだ。
楽天がオリックスを3タテした開幕カード。茂木も獅子奮迅の働きで2年目の幕開けを見事な発進で飾った。今シーズンは1番打者としてチームをけん引する役目を任されている若鷲は、開幕3連戦の17打席で16打数5安打、5三振、1四球の打率.313。二塁打が2本、本塁打が1本と3本の長打を量産し、パンチ力を誇示した。
チームが挙げた24得点中、茂木はいずれもチーム最多の4得点&4打点。多くの得点に絡む働きを見せている。
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■相手に重圧と焦りを与え「流れ」を変えていく全力プレー
あらためて目を見張ったのは、相手に大きなプレッシャーをかけ、「流れ」を変える全力プレーのすばらしさだ。
バッティングでは初球から積極果敢に鋭いスイングで応戦していく。開幕3連戦でもそのスタイルは健在で、初球スイング率はじつに58.8パーセントという高い値を記録した。こうなると、相手投手は迂闊に甘いコースでストライクを取りにいけなくなる。
■開幕3連勝をみちびいた初球撃ちの反撃2ラン!
象徴的なシーンが第3戦に飛び出した。茂木のファーストストライク撃ちが戦果を挙げたのだ。
4点を追いかける終盤の8回、快投を続けていたオリックスの西勇輝を降板に追い込んだ左越え2ランは、西の甘くなった初球をとらえて一振りで仕留めた。これで流れを握った楽天は9回、ペゲーロの決勝2ランで逆転勝ちした。