木村拓哉はなぜ”解散ネタ”を繰り返す?報道番組への出演が物議に (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

 それにしても、映画の宣伝という理由こそあれ、元SMAPの中で地上波のインタビューに唯一応じ、グループ解散について開けっぴろげに語る様は奇異にすら見える。加えてインタビュアーをつとめた富川悠太アナ(40)は放送内で、木村が「何でも聞いて下さい」と申し出て、事前打ち合わせなしのインタビューだったこともポロリと漏らしている。

「厳しい報道規制を敷くジャニーズにしては奇妙な対応。『めざましテレビ』でも『報道ステーション』でも長い時間が割かれており、ジャニーズと各局の政治的な駆け引きも見え隠れしています。また報道系の番組は、バラエティ番組より格式が高い。そこで“木村さんの正義”のみが繰り返し振りかざされるのは怖さすらあります。視聴者を洗脳でもしたいのでしょうか」(前出・芸能関係者)

 こうした背景には、『週刊文春』(文藝春秋)の読者アンケートで嫌いな俳優1位になるなど、急激なイメージ悪化も関係しているのだろうか。

「木村さんが嫌われ始めた根本原因は『他の4人のメンバーを裏切った』という通説。その解釈をねじ曲げて『自分はファンのためを想ってずっと行動していたんだ!』と訴えたいのかもしれません。しかし喋れば喋るほど墓穴を掘るだけ。功を奏しているとは言い難いです」(前同)

 ジャニーズ帝国の後押しを受けてマイ・ウェイを不気味に突き進む木村。欲張りにアンテナを張る前に、ファンや視聴者の気持ちを汲み取り、長年連れ添った仲間たちを慮る心を持ったほうがいいかもしれない。

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
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