【プロ野球】打率4割超の浅村栄斗にコンバートの鈴木大地。「今、見ておきたい!」パ・リーグ二塁手たち (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■俺の新たな生きる道

 2人目は今季から二塁手に挑戦することになった鈴木大地(ロッテ)。

 入団以来、主に遊撃手としてプレーし、2013年と2916年にはベストナインに選出。昨季も143試合に出場したロッテのキャプテンだ。二塁手としては新参者だが、今季の成績を見ると「二塁手こそ天職だったのでは」と思いたくなる。

 主に5番、3番に入って打率.391、14試合連続出塁と売りだった打撃がさらに輝きを増しているのだ。

 チーム打率が2割を切る状況で、周囲に引きずれられない安定した打棒は頼りになる。シーズン後、どんな成績になっているか今から楽しみだ。

■秘策か、奇策か

 パ・リーグ最速の10勝を挙げ、波に乗る楽天。好調なチームのなかで今後の動向が気になるのが「二塁・銀次」というオプション。

 シーズン前の練習試合で4年ぶりに二塁の守備に就き、開幕戦も二塁。ここまでの12試合のうち4試合で二塁に就いている。

 最近6試合は藤田一也に譲っているが、「二塁・銀次」が定着すれば12球団トップのチーム打率を誇る打線がさらにパワーアップするはず。

 梨田昌孝監督には強力打線構築に向かって「二塁・銀次」をこれからもトライしてもらいたい。

■世代交代も進行中?

 また、日本ハムでは、チーム状況で指名打者や一塁を任されている田中賢介の代役として、ルーキーの石井一成(早稲田大、ドラフト2位)が台頭するなど、ニューフェイスの二塁手も飛び出している。

 あらたな人材があらたなポジション像を作りだしつつある二塁は今季注目だ。刮目して見るべし!

(成績は4月17日現在)

文=森田真悟(もりた・しんご)

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