坂口杏里、なぜ3万円で?ホスト出禁で追い詰められた”夜の足跡” (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■ホストクラブ関係者「一度に200万円使うこともあった」

 芸能記者が坂口の“散財癖”を明かす。

「坂口が注文するのはとにかく高い酒ばかり。さらに、グラスをピラミッド状に何段も積み重ねて酒を注ぐ“シャンパンタワー”がお気に入りで、1度の来店で200万円以上使うこともあった。指名ホストが何人もいて多いときで週5ペース。2〜3店を中心に最大5店ほどをローテーションで飲みまわっていました」(前出・関係者)

 AV出演のギャラに関しても、ほとんどがホストにつぎ込まれていたようで、なんらかの金銭トラブルに巻き込まれるのは時間の問題と見られていた。所属事務所は「(逮捕の事実を)把握していません」と答えているが、坂口のタレント管理はままならなかったのだろう。セクシービデオのギャラだけで遊び呆けていては、坂口がやがて行き詰まるのは時間の問題だった。

 坂口がなぜ3万円程度の金額で恐喝行為を? と疑問に思うが、彼女が複数のホスト店に通っていたことで、ぼんやりと犯行動機が透けて見えてくる。坂口が”売り掛け”に困っていたという話は多くの関係者に伝わっていたからだ。”売り掛け”とはホスト業界独特のシステムで、飲んだ日から10日間は支払いが猶予されるという闇金融のような支払い方法のこと。このシステムによって、多くの女性がセクシービデオや性産業へ送り込まれたという事件が何度も起きている悪しき慣習だ。

 ホストの飲み代、つまり売り掛けの支払いは歌舞伎町のホストで飲み歩く女性にとっては絶対だ。その取り立てには裏社会の人間も関与するなど、逃げようにも逃げられない夜の掟だという。

 坂口の”シャンパンタワー病”が行き着いた末に、「一部の店では売り掛けが溜まるなどの支払いトラブルで出禁になっていた」(前出・関係者)というように、ホストクラブ関係者にも坂口の金銭苦は知れ渡っていたようだ。

 なぜ、あの二世タレントがこんな形で逮捕されるのかと、誰もが想像しなかった情けない事件。遊び尽くして辿り着いた結果に、坂口はいま何を思うのか。ファンのためにも再起が望まれるが果たして?

文・橘カイト(たちばな・かいと)
※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。
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