フードテックは日本の農業と食をどう変えていくのか? (1/3ページ)

FUTURUS

フードテックは日本の農業と食をどう変えていくのか?

オイシックス株式会社Food Tech Fundセクション・マネージャーの佐藤淳氏。写真:坂上春希

「子どもに安心して食べさせられる食材」をコンセプトに、有機・特別栽培野菜をはじめとした多様な食品を販売している「Oisix」。同サービスを運営しているオイシックス株式会社が、昨年10月にフードテック(FoodTech)関連への投資・提携を行う投資部門「フードテックファンド」を立ち上げた。

栄養学や味覚に関する研究・技術、食とヘルスケアに関する研究・サービス、新しい食材、農業技術、レシピサービス、調理家電など、フードテック分野へ特化した投資・提携を行うという同部門のねらいとは?  オイシックス株式会社Food Tech Fundセクションのマネージャーである佐藤淳氏にお話を伺った。


■ 新しい技術を広めて、より豊かな食生活を

ーー日本初だという食を専門とする戦略投資部門「フードテックファンド」設立の経緯と狙いを教えてください。

どんどん新しい技術が出てくる中で、弊社の企業理念である「より豊かな食生活をより多くの人へ」を実現するためには、どうしても自社だけでは限界があります。そのため外部の力を取り入れたいというのが大きな狙いです。名前に「ファンド」と付いているので、投資に対するリターンを求めている部門に見えると思うのですが、主目的としてはアライアンスを組んで新しい技術を世に広めるということがあります。

。写真:坂上春希

ーーオイシックス株式会社ならではのポイントはどこにあるのでしょうか?

弊社は直接お客様とつながっているので、定期的に13万人のユーザーデータを取ることができます。それによって新商品や新サービスを提供したいときに、テストマーケティングをして改善してから世に出すということができるんです。そして農家とも繋がっていますので、アグリテックなどの分野でもそうした農家に技術を導入してもらうということができるのが特長ですね。

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