「シンドラーのリスト」の舞台、ユダヤ人の命を救ったシンドラーの工場は今も古都クラクフに (1/4ページ)

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「シンドラーのリスト」の舞台、ユダヤ人の命を救ったシンドラーの工場は今も古都クラクフに

第二次世界大戦化下、ナチス・ドイツによる迫害から多くのユダヤ人の命を救ったオスカー・シンドラー。

彼の功績は自身もユダヤ系であるスティーブン・スピルバーグ監督の手により「シンドラーのリスト」として映画化され、大きな反響を呼びました。

そのシンドラーが経営していたホーロー工場跡が、今もポーランドの古都・クラクフにあります。現在はクラクフ歴史博物館のひとつとして、当時のクラクフやユダヤ人の様子を伝える役割を果たしています。

当時の面影を伝える外観は質素な印象。入口横の窓には、シンドラーに命を救われた人々の写真が掲げられています。

シンプルな外観に反して、内部は驚くほど近代的かつ充実した内容。工場の作業場やシンドラーの執務室の再現があるほか、クラクフの旧市街やゲットーの様子などが、写真や実物大の展示、映像などで紹介されています。

シンドラーの工場の中核をなすのが、常設展示「ナチス占領下のクラクフ 1939~1945」。ナチス・ドイツがクラクフに侵攻した1939年から終戦までのクラクフの様子が、年代順に3フロア22部屋にまたがって展示されています。

既存の建造物が破壊され、「アドルフ・ヒトラー広場」など、通りや広場、駅の名前がどんどんドイツ式に変えられてゆく姿や、ナチス・ドイツの行進の様子は、「侵略とはこういうものか」と、侵略戦争の非道さや理不尽さをまざまざと見せつけます。

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