【プロ野球】急遽先発勝利の翌日に登録抹消…。横山雄哉(阪神)は「藤浪の代役」に甘んじてはいけない (1/2ページ)

デイリーニュースオンライン

横山雄哉(阪神)は「藤浪の代役」に甘んじてはいけない
横山雄哉(阪神)は「藤浪の代役」に甘んじてはいけない

「次があるのであれば……」

 この言葉がひっかかった。

 東京ドームのレフトスタンドを埋め尽くした虎党たちも、横山雄哉(阪神)からこの言葉が発せられた瞬間、勝利の喜びを忘れ、どよめいた。

 4月23日の巨人戦。インフルエンザで登板回避した藤浪晋太郎に代わり、急遽、マウンドに上がったのが横山だった。

 横山は今季初登板初先発ながら、巨人打線を5回1失点、被安打6に抑え、勝利投手としてヒーローインタビューを受けた。

「本当はなかったチャンス、晋太郎がインフルエンザで苦しんでいたので、その代役をしっかりできるように頑張りました」

 藤浪の代役……。

 藤浪が復活すれば、自分は再び控えにまわることになる。そんな意味に聞こえなくもなかった。

 翌24日、横山は1軍登録を抹消された。

※野球の見方が変わるスマホマガジン『野球太郎Pocket』と『週刊野球太郎』でニュースやコラムが読み放題!

■横山と藤浪はともにドラフト1位だが……

 横山は2014年にドラフト1位で入団した期待の左腕だ。しかし、「ドラ1」ではあっても、有原航平(日本ハム)、山崎康晃(DeNA)の「外れ外れ1位」。阪神がこの年、もっとも欲しかった投手、というわけではなかった。

 ちなみに、藤浪は2012年の堂々たるドラフト1位。4球団競合の末に、当時の和田豊監督がクジを引き当て、将来のエース候補として鳴り物入りで入団した。

 高校時代の甲子園の戦歴でも、横山と藤浪ではその差は歴然としている。

 藤浪は大阪桐蔭3年時にいわずと知れた甲子園春夏連覇を達成。大谷翔平(日本ハム)と並び、彼らの世代が「大谷・藤浪世代」と呼ばれるくらい当時から注目度は高かった。

 横山は山形中央2年時に春夏連続で甲子園出場を果たすも、いずれも初戦敗退。3年秋にプロ志望届けを提出したが、どの球団からも声がかかることはなかった。

「【プロ野球】急遽先発勝利の翌日に登録抹消…。横山雄哉(阪神)は「藤浪の代役」に甘んじてはいけない」のページです。デイリーニュースオンラインは、横山雄哉野球太郎プロ野球スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧