【プロ野球】伝説の「10.19」に泣いた佐藤純一(元近鉄)も。「KANSAI CLASSIC」の審判は元選手 (1/2ページ)

デイリーニュースオンライン

「KANSAI CLASSIC」の審判は元選手
「KANSAI CLASSIC」の審判は元選手

 オリックスとソフトバンクが、1980年のユニフォームをまとい近鉄対南海を再現した「KANSAI CLASSIC 2017」が4月28日から30日にかけて開催された。

 グラウンドの監督やコーチ、スタンドのオールドファンのなかには、往時を懐かしく思い出したことだろう。

 そして、彼ら以外にも感慨深い思いを抱いた人物がグラウンドにいた。それは3人の審判員だ。

 彼らのうち2人はかつてパ・リーグの関西球団でプレーしていた元選手。残る1人は元選手の息子だった。

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■「伝説の10.19」でタッチアウトとなった佐藤純一

 4月28日に球審を務めたのが佐藤純一。佐藤は1982年のドラフト3位で秋田相互銀行から近鉄バファローズに入団。外野手や代走として起用された。

 現役時代、最も注目されたプレーといえば以下のものだろう。1988年10月19日、川崎球場でのロッテ対近鉄のダブルヘッダー、いわゆる伝説の「10.19」と呼ばれる試合でそのプレーは起きた。

 近鉄は2試合とも勝利すれば優勝。それ以外ならば西武が優勝というギリギリの状況でこの日を迎えた。その第1試合の9回表、3対3の同点。1死二塁の場面で、二塁ランナーの代走として佐藤が起用された。

 次打者がライト前にヒット。佐藤は三塁を大きく回ったところで、ライトからキャッチャーに返球された。あえなく佐藤は三本間に挟まれてタッチアウト。泥まみれになった佐藤の、唖然とした表情が印象的だった。

 なおこの試合は、佐藤がタッチアウトになった直後、2死二塁から代打の梨田昌孝(現楽天監督)が放ったセンター前タイムリーヒットが決勝点となった。

■阪急、オリックスで11年プレーした飯塚富司

 4月29日に球審を務めたのが飯塚富司。飯塚は1983年のドラフト3位で三菱重工横浜から阪急ブレーブスに入団。主に代打で起用された。同期入団には星野伸之(現オリックス投手コーチ)がいる。

 阪急、オリックスで11年間プレーをした後、トレードで横浜ベイスターズへ渡り、横浜で現役生活を終えた。なお、今回の阪急のユニフォームでのプレー経験はない。

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