【プロ野球】経験をフィードバック! 川崎宗則(ソフトバンク)で思い出すNPBに復帰した日本人メジャーリーガー (1/2ページ)

デイリーニュースオンライン

NPBに復帰した日本人メジャーリーガー
NPBに復帰した日本人メジャーリーガー

 4月28日、開幕直後にソフトバンクへ復帰した川崎宗則がついに1軍昇格。同日のオリックス戦に「1番・二塁」でスタメン出場し、6年ぶりにヤクオク!ドームの土を踏んだ。

 持ち前の明るさでチームを鼓舞する姿、そして、メジャーリーグでプレーするうちに強くスイングするスタイルに変わったバッティング……。この6月で36歳となるベテランの姿勢は、チームにいい影響を与えている。

 メジャーリーグでプレーした選手が日本球界に復帰し、経験をフィードバック。チームを引っ張った例はこれまでにも多くある。今回は、そんなエピソードを振り返ってみたい。

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■「男気」で広島を優勝に導いた黒田博樹

 近年では何と言っても、惜しまれつつ引退した黒田博樹(元広島ほか)だろう。

 2007年オフに広島を去り、ドジャースへ入団。先発として活躍し、2010年には11勝。渡米後初となる2ケタ勝利をマークした。2012年にヤンキースへ移籍すると自己最多の16勝を挙げ、名門球団の投手陣に欠かせない存在となった。

 ドジャース時代の2010年から2014年にかけて5年連続で2ケタ勝利をマーク。2014年オフには、1年契約の年俸約20億円という高額契約が噂された。

 そんななか、2015年の戦いの場に黒田が選んだのは古巣・広島だった。20億円のオファーを蹴り、年俸4億の広島を選んだ黒田の姿は「男気」と評された。

 復帰1年目の2015年は、打線の援護に恵まれず、好投が勝ちにつながらない試合もあったものの、11勝を挙げチームを支えた。

 そして、結果として現役最終年となった昨季は、7月23日の阪神戦で日米通算200勝を達成。チームは首位を独走し、25年ぶりのリーグ優勝を決めた9月10日の巨人戦では、6回3失点で勝利投手となった。

 優勝決定後の胴上げで号泣する姿、ともにチームをけん引した新井貴浩と涙を流し抱き合う姿は広島ファンのみならず、多くの野球ファンがもらい泣きをしたはずだ。

 日本シリーズ開幕前に現役引退を発表し、シリーズでは第3戦に先発。第7戦での先発も有力しされたが、第6戦で終戦となったため本拠地での最後の登板は幻に終わった。引退後、黒田の背番号15は永久欠番とされた。

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