【プロ野球】ダルビッシュ以来の250奪三振も!? 三大キーワードで紐解く則本昂大(楽天)の奪三振ショー (1/2ページ)

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三大キーワードで紐解く則本昂大(楽天)の奪三振ショー
三大キーワードで紐解く則本昂大(楽天)の奪三振ショー

 首位独走を支える犬鷲のエース・則本昂大(楽天)が「プロ5年目の覚醒」をみせている。

 ここまで防御率2.72、4勝1敗。4月19日西武戦からの「4試合連続の2ケタ奪三振」は楽天の球団新記録。NPBでは11人目21度目の快挙を達成した。

 奪三振数は千賀滉大(ソフトバンク)を1個差で抑え、リーグ最多の56個。奪三振王らしく今季も「定位置」に躍り出た。

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■NPB史上4人目の快記録を目指す則本の今シーズン

 NPB史上、「4年連続の最多奪三振」を達成したのは鈴木啓示(1967~1972年=6年連続、元近鉄)、江夏豊(1967~1972年=6年連続、元阪神ほか)、野茂英雄(1990~1993年、元近鉄ほか)の3人しかいない。則本はこの大記録に向けて、今季も順調なスタート切った。

 昨年11月の契約更改で、2019年オフに「ポスティング条項を使用したMLB挑戦」について球団と交渉のテーブルにつく条項を盛り込んだ則本。今年3月のWBCで日本代表入りしたこともあり、より一層の責任感と、さらなる高みを目指す決意が芽生えたようだ。

■省エネさくさくの奪三振ショー

 今季の則本の奪三振ショーを表す『三大キーワード』を挙げてみよう。

 「効率のよさ」「欲しいときに」「高頻度」の3つだ。

 「効率のよさ」については、今季は3球三振が増加した。最多奪三振のタイトルを取った過去3年、奪三振数に占める3球三振の割合は、2014年が19%、2015年が17%、2016年が14%だった。

 ところが、今年は56奪三振中、3球三振は17個、全体の30%と大幅アップしている。0-2のカウントから無駄球、遊び球を挟むことなく、打者に猶予を与えずに3球勝負でねじ伏せている。

 この「効率のよさ」で例年の課題だった投球数過多も解消に向かいそうだ。

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