井上真央、女優復帰遅れた背景に嵐・松本潤の裏切りと芸能界の掟
女優の井上真央(30)の本格仕事復帰を、5月16日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)が報じている。記事によると、現在、井上真央は映画出演を控えており、京都で撮影を行っていたという。映画は1970年代の大阪の焼き肉店を営む一家を描いた物語で、井上真央が主演をつとめ来春の公開を目指しているのだとか。
井上は、2015年に主演をつとめた大河ドラマ『花燃ゆ』(NHK)の終了後、女優業を事実上休業していた。昨年には、長年所属していた事務所を退社し、俳優の岸部一徳(70)の個人事務所であるアン・ヌフに移籍したことが明らかになっている。ちなみに公の場に姿を見せたのは、昨年夏公開されたアニメ映画『ルドルフとイッパイアッテナ』で、主役の声を担当した際の舞台挨拶が最後である。
「井上サイドとしては、事務所を移籍したタイミングで活動再開をアナウンスしたかったのではないかとも言われています。しかしほぼ同時期、交際が噂されている嵐の松本潤(33)にセクシー女優とのスキャンダルが報じられました。これを考慮して再始動のアナウンスを先送りにしたのではないでしょうか。井上本人はあまり気にしていないようで、週刊誌の直撃取材にも応え、結婚説や引退説をきっぱり否定しています」(芸能記者)
井上がコメントしたのは、先月発売された『女性自身』(光文社)の直撃取材だ。この取材で井上は松本の件に関して「本当にみなさんの妄想が激しいので、びっくりしちゃいます」と明るく対応したとされている。もはや、松本のファンが半ば黙認しているとも言われている二人の交際であるが、堂々とした振舞いは周囲に余計な詮索をされないためのポーカーフェイスだったのかもしれない。
■再始動が遅れたのは井上自身の問題か?
また、活動再開が長らく伝えられなかったのは、松本の報道が理由だけではなく井上自身の身辺問題が理由とする声もあるようだ。
「井上が事務所移籍後もしばらく沈黙を守っていたのは、旧事務所との楔だったのではないかとも言われています。井上の旧事務所は、看板若手女優が実質的には井上だけでした。当初独立の話もあがりましたが、それを旧事務所は反対していたと言われています。結局妥協案という形で、移籍してしばらくは活動を自粛し、よきタイミングで活動再開という流れになったのかもしれません」(前出・芸能記者)
旧事務所とは松本との交際や契約条件において揉めていたとも噂されている井上だが、なんとか折り合いをつけた結果だったのだろうか。一時は引退説も囁かれていた井上であったが、どうやらその説は払拭されたようだ。彼女の活躍に期待したい。
- 文・海保真一(かいほ・しんいち)
- ※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。