キムタクの慰留工作も空しく?中居残留で”SMAP完全分裂”か

デイリーニュースオンライン

Photo by Pixabay(写真はイメージです)
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 昨年12月いっぱいで解散したSMAPの「再分裂」が現実味を増している。

 元メンバーたちは今年9月にジャニーズ事務所との契約更新のタイミングを迎えるが、当初は木村拓哉(44)を除いた4人が独立し、元チーフマネジャーI女史の新会社に合流するとの見方が強かった。だが最近は中居正広(44)の「残留」がしきりに報じられ、独立の意思を変えない香取慎吾(40)、草なぎ剛(42)、稲垣吾郎(43)と袂を分かつのではないかと騒がれていた。

 だが報道はいずれもゴシップレベルで憶測の域を出ず、ファンはヤキモキしながらも冷静さを崩していなかった。ところが、発売中の週刊誌『女性セブン』(小学館)が「香取&草なぎは独立」「中居&稲垣は残留」と報じたことで状況が一変している。

「同誌はジャニーズ事務所と深い関係にあり、事務所の意向に沿った記事を掲載しているのは公然の秘密といわれています。『ジャニーズ御用達』である同誌の記事は非公式ながら“事務所発表”も同然。その同誌が『再分裂』を報じたということは状況がすでに決し、事務所側が情報をオープンにする時期をうかがっているということなのでしょう。それほど香取と草なぎの独立、中居と稲垣の残留は確定的というわけです」(週刊誌記者)

 同誌では中居&稲垣の残留の根拠として、I女史が新事務所設立の挨拶回りをしている時に香取と草なぎしか連れてこなかったことを挙げている。さらに中居が残留を決意したのは「無責任に立場を変えて自分を慕っている番組スタッフたちの仕事に不安定にしたくない」という理由だとし、その決断を香取も認めたという。同誌は「わだかまりなく袂を分かつことになった」と強調し、二人の“美談”としてまとめている。

■キムタクが元メンバーの残留画策?香取の説得失敗で「SMAP完全分裂」か

 だが、この急転直下の残留にもっとも熱心に動いていたのはあの元メンバーだという。

「木村が事務所幹部に元メンバーたちの残留を掛け合っていたようです。仲違いしたままバラバラになりたくない気持ちもあったでしょうが、それ以上にSMAP解散騒動で『裏切り者』扱いされた木村にとって、このまま元メンバーたちが独立してしまえば回復不可能なイメージダウンになるという危機感もあったのでしょう。しかし、木村との確執がささやかれている香取を引き留めることはできず、親友の草なぎとともに事務所を離れることになりそうです。それが確定的となった途端、香取に隠し子報道が噴出したり、草なぎが路上で“奇行”をしていたと写真誌が報じたりと、決して『円満独立』ではないこともうかがえます」(前出・週刊誌記者)

 中居は冠番組『中居正広のミになる図書館』(テレビ朝日系)がゴールデン昇格&生放送にリニューアルしたばかり。さらに秋に新CMが内定しているといわれ、この待遇を考えても残留の可能性は濃厚といえそうだ。

 だが、この「再分裂」も一筋縄ではいかず、独立組と残留組で新たな問題が発生しそうだという。

「独立組はI女史の新会社に移籍することになるでしょうが、新会社をバックアップしている某大手事務所は『中居抜きでは話にならない』とトーンダウン。香取と草なぎもバラエティやドラマでの評価は高いのですが、それ以上の稼ぎっぷりを見せている中居の獲得が最大の目的だったためです。香取と草なぎが独立しても大手事務所の後ろ盾がなければ、今までのようなメディア露出は見込めないでしょう。一方、残留組は二人と袂を分かつことで木村以外の元メンバーにも『保身に走った裏切り者』のイメージがつきかねない」(芸能関係者)

 残留組と独立組に分かれることで本当の意味の「SMAP分裂」となってしまうのか。契約更新の3か月前には最終的な結論が出されることになっており、6月中には大きな動きがありそうな気配だ。

文・橘カイト(たちばな・かいと)
※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。
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