中共政府に個人情報が流出か?中国産SNS”微信”の恐ろしい実態 (1/2ページ)

デイリーニュースオンライン

SNSで情報がダダ漏れの危険性 (C)孫向文/大洋図書
SNSで情報がダダ漏れの危険性 (C)孫向文/大洋図書

 こんにちは、中国人漫画家の孫向文です。

 2017年5月8日、ロシア連邦電信とマスメディア管理局が、中国製のSNS「微信」を使用禁止のブラックリストに指定することを発表しました。

■LINEを盗用して作られた微信

 微信は中国・深セン市に所在する「テンセント」という企業が韓国系の企業が開発したSNS「LINE」の機能を模倣して製作したもので、中国国内のSNSシェア率は1位となっています。微信はLINEと同じく非公開通知やグループ間によるチャット機能を有しますが、微信上でやりとりした内容が中共政府にリークされていることは中国国民にとって周知の事実です。しかし、一部の在中日本人に僕が質問したところ、彼らはその事実を全く知らないようでした。

 ロシア当局は、自国民の情報を中国に流出させないために、「微信のサーバーをロシアに移設させないため」という名目のもと、ロシア国内での微信の接続を遮断しました。

 この事実についての中国国民の声をネットで確認すると、「ロシアは賢い! 監視体制のSNSを自国民に使わせないなんて」とロシア当局の方針を絶賛する声や、「ロシアに厳重注意します!」、「あはは、中国の『愛国者』たち、ロシア製品をボイコットせよ!」、「ロシア製品をボイコットしたくても見たことがない」などと皮肉じみた意見、「私たちは哀れだ。監視SNSとわかっていても微信以外の選択肢がない」と、自国の現状を嘆く声などがありました。

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