【プロ野球】石井一久対梨田昌孝。古田敦也対西村龍次。もしヤクルトが『交流戦SERIES』を開催したら? 前編 (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■西武:1997年の日本シリーズ再び

 1992年、1993年、1997年。1990年代に3度に渡って日本シリーズで雌雄を決したヤクルトと西武。その西武からは西口文也2軍投手コーチをお呼びしたい。

 1994年のドラフト3位で西武に入団した西口コーチは2年目からエース格として台頭。3年目の1997年には最多勝、最高勝率、最多奪三振のタイトルをそうなめにし、沢村賞を受賞。パ・リーグ最高投手として日本シリーズに初出場し、ヤクルトと日本一をかけて戦った。

 西口コーチは第1戦に先発するが1失点で完投負け。最終戦となった第5戦でも先発を果たすが5回3失点で敗戦投手に。4勝1敗でヤクルトに優勝をさらわれた。あのとき喫した2敗のリベンジを『交流戦SERIES』で果たしたい。

 ヤクルトからはジム・テータム氏を呼びたい。1997年のシーズン途中に来日したテータム氏は51試合の出場ながら打率.309、13本塁打、25打点と活躍。

西武との日本シリーズでも一塁で出場すると、第1戦で好投を続ける西口氏から8回表に値千金の決勝本塁打を放つ。ヤクルトはこの1点でシリーズ初戦をものにした。また、第5戦でも西口氏から安打を放っている。

 この日本シリーズでは16打数2安打(打率.125)と不振だったが、その2安打はいずれも西口氏から放ったもの。「お得意様」相手との対決なら喜んで引き受けてくれるかも?

■対決するレジェンド
西武:西口文也(現西武コーチ)
ヤクルト:ジム・テータム氏

 本稿を書くにあたって関連するレジェンドを調べてみると、各球団にヤクルトと縁のあるOBが多く在籍していることがよくわかった。読者の方も贔屓球団の『交流戦SERIES』を考えてみてはいかがだろうか。

文=勝田聡(かつたさとし)

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