「あなそれ」視聴率が「逃げ恥」と同じ動き!ただのゲスドラマじゃなかった

アサジョ

「あなそれ」視聴率が「逃げ恥」と同じ動き!ただのゲスドラマじゃなかった

 波瑠主演のドラマ「あなたのことはそれほど」(TBS系)の第8話が6月6日放送され、平均視聴率は13.5%と記録を更新。3週連続で右肩上がりとなった。

 この快進撃に、局内は「第2の『逃げるは恥だが役に立つ』だ!」と、大いに盛り上がっているという。TBS関係者が、局内の雰囲気を次のように教えてくれた。

「『逃げ恥』は、第7話の13.6 %から8話は16.1%に跳ね上がりました。『あなそれ』もじわじわと上がってきている。これまで、『逃げ恥』以前は数字の取れない枠だっただけに、“ドラマのTBS”と言われた時代が蘇ったようだと喜んでいます」

 なぜ、尻上がりに数字を伸ばしているのか。テレビ誌ライターは「ただのゲス不貞の物語ではない」とこのドラマを評する。

「同ドラマはこれまで、美都(波瑠)の夫・涼太を演じる東出昌大の怪演ぶりばかりが話題になっていましたが、実はどの家庭でも、どんな職場でも起こりそうな展開になっています。単純な不貞問題が、家庭内だけに収まらず、職場の人間、隣人までもが関わってくる。そのジワジワくる狂気、恐怖の心理劇が、視聴者の共感に結びついているんだと思います」

 終盤に向け、涼太と美都夫婦、光軌(鈴木伸之)と麗華(仲里依紗)夫婦はどうなるのか。不気味な行動を始めた中川翔子演じる隣人の皆美、そして美都の上司で眼科医の花山(橋本じゅん)、涼太の同僚・小田原(山崎育三郎)らはどう関わるのか。脇を固める一人ひとりの役柄も魅力的だからこそ、ますます「あなそれ」から目が離せなくなってきている。

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