缶ごと抱えて頬張りたい極上の芋菓子 / 高知県の元祖芋けんぴ店が誇る「特撰芋けんぴ」

東京メインディッシュ

缶ごと抱えて頬張りたい極上の芋菓子 / 高知県の元祖芋けんぴ店が誇る「特撰芋けんぴ」

缶入り特撰芋けんぴ 2400円(1kg)

ポリポリカリカリ、一度手を出せば止まらなくなる芋けんぴ。高知県の名物菓子である芋けんぴはつまむとどこかほっと優しく、ちょっとノスタルジックな気持ちにも浸ってしまう油菓子です。今回はこれからの季節、贈り物にもぴったりな高知県の専門店「芋舗芋屋金次郎」で、今も昔も一番人気の銘菓をご紹介します。

・芋けんぴ発祥の地で作られる元祖芋けんぴ
昭和27年の創業以来、芋けんぴを実直に作り続けてきた高知県高岡郡日高村にある老舗芋菓子メーカー「澁谷食品」。全国各地のスーパ—などで販売する芋けんぴなどに使う芋の量は、他のグループ会社と合わせると年間約12000トンにも及ぶ人気ブランドです。

この「澁谷食品」がより上質な芋けんぴを販売したいと思い立ち上げたのが、今回ご紹介する「芋舗芋屋金次郎」。このお店では国内契約農家が栽培した芋を使用した菓子が種類豊富にそろう中、創業以来もっとも人気なのが「特選芋けんぴ」です。

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・香ばしいフライドポテトのような芋けんぴ
「それは おさななじみのような 菓子でした」——缶を開くと入っていた紙にはそのような文言が書かれた紙が。さらに缶の中の袋を開く前から、どこからともなく、芋と油の、ふんわりやわらかな香りが漂ってきて「早く食べたい」と高揚感でいっぱいに。

急くような気持ちで何本か取り出すと、長さ、太さ、短冊状のかたちなどが不揃いな、手作り感あふれる「特選芋けんぴ」がお目見えです。粗めの切り口や揚げムラだってご愛嬌。さっそくかじってみると、ほくっとしたやわらかな芋の甘さと、香ばしい油の香り、ほんのりとした砂糖の甘みが絶妙なバランス。比較的細めのフォルムでポリポリカリカリ、リズミカルな食感が心地よく、食欲をよりかきたてられるようです。

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・土佐になじみ深いさつま芋と「芋舗芋屋金次郎」の関係
薩摩(現在の鹿児島県)から、土佐にさつま芋が伝わったのは江戸時代中期のこと。温暖な気候で栽培に適していた土佐には当時から台風の被害を多く受けましたが、影響の少ないさつま芋は人々の常用食として親しまれたのだとか。さらに貴重な油で揚げたさつま芋は、当時のハレのグルメだったといいます。

そんなさつま芋が芋けんぴとして世に広まったのは、芋が主な食糧として食べられていた戦後まもなくの頃、「芋舗芋屋金次郎」の創業者である澁谷金次郎氏が自転車で売り歩いたことがきっかけでした。それから芋けんぴは茶菓子として、人々に愛されるようになったのです。

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・高鮮度な芋と最高級のブレンドオイル、砂糖だけの究極にシンプルな味を
短冊状にカットしたさつま芋を油で揚げ、砂糖をからめて仕上げる芋けんぴ。素材がたった三つだからこそ、風味にごまかしは利きません。「芋舗芋屋金次郎」の芋けんぴは繊細であり滋味深い風味で、その自然なおいしさをしみじみと感じ入ってしまうはず。

四国に5店舗と都内に1店舗、直営ショップをかまえていますが、商品の購入はオンラインでも可能。「特選芋けんぴ」は110g・180gの個別販売(それぞれ280円、360円)もありますが、1kgの缶入り(2400円)なら、これからの季節のお歳暮などにもぴったり。ぜひ一度、元祖の味をお試しあれ。

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もっと詳しく読む: 缶ごと抱えて頬張りたい極上の芋菓子 / 高知県の元祖芋けんぴ店が誇る特撰芋けんぴ(東京メインディッシュ) http://main-dish.com/2017/06/16/kinjiro-imokenpi_kan/

芋舗芋屋金次郎
住所: 東京都中央区日本橋室町2-3−1
時間: 10:00~21:00
休日: 無休

オンラインショップ
電話: 0120-03-7421
時間: 9:00~18:00
HP:
http://www.imokin.co.jp

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