サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「レインボーラインの一発ある!」 (1/2ページ)

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サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「レインボーラインの一発ある!」

 今週は上半期を締めくくる「宝塚記念」が阪神で行われる。人気の中心はキタサンブラックだろう。ただ、過去10年の1番人気馬の成績は〈2 4 2 2〉と、勝利したのは2回のみ。はたして、春GI3連勝となるか──。

 中央競馬上半期の掉尾を飾るのは関西版グランプリ、宝塚記念だ。暮れの有馬記念に比べてフルゲートになることは少ないが、今回も11頭という少頭数の競馬になった。ちょっぴり残念ではあるが、それでもキタサンブラックを筆頭に顔ぶれは悪くない。

 そのキタサンブラックは今年になってさらに成長。充実ぶりは目覚ましく、今年初戦の大阪杯、そして前走の天皇賞・春とGIを連覇した。向かうところ敵なしといった快進撃ぶりを見せている。であるなら、暑さも盛りを迎える今、無理をして強敵にぶつける理由はないとして、少頭数競馬になるのもやむをえないところだろう。

 では、馬券もキタサンブラックでアタマは不動。この馬を軸にいろいろ考えればいいということになるが、はたして、無条件にそうだとうなずいていいのだろうか。

 大阪杯は有馬記念2着以来3カ月ぶりの実戦だったし、天皇賞・春は驚異的なレコード決着だった。だから当然、陣営としてはその反動を恐れてレース後、即座にこの宝塚記念にGOサインを出してはいない。むしろ、以前から視野に入っていた海外遠征(凱旋門賞挑戦)が念頭にあっただけに、自重するのではないかとも見られていた。

 表向き疲れもなく、ここに向けて順調に調整されており、臨戦態勢は万全とされているが、実際のところはどうなのだろう。一部には楽をさせて完璧とは言いがたいと見る向きもあり、今週の最終追い切りを見極めたいところだ。

 いずれにせよ、この馬に全幅の信頼を寄せきれるか否かが最大のポイントで、力を出せる状態に仕上がっていると判断できるなら、この馬を外すのはまず無謀と言っていい。

 データからは、どうなのだろう。03年に馬単が導入されて以降、これまでの14年間、その馬単で万馬券になったのは5回(馬連3回)。1番人気馬は4勝(2着4回)。2番人気馬は2勝(2着2回)。必ずしも人気馬を“絶対視”していいことにはならないようだ。

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