嵐・相葉雅紀『貴族探偵』視聴率苦戦もオリジナル最終回に大喝采

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貴族探偵|フジテレビ公式サイトより
貴族探偵|フジテレビ公式サイトより

 嵐・相葉雅紀(34)が主演を務めるドラマ『貴族探偵』(フジテレビ系)の最終回である第11話が、6月26日に15分拡大版として放送され、視聴率は9.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。視聴率2桁獲得とはいかなかったものの、最後まで原作ファン、相葉ファンの熱い支持で盛り上がりを見せた。

 同作は、麻耶雄嵩の短編シリーズが原作。相葉演じる年齢も本名も不詳という謎の貴族探偵。しかし彼は推理を「雑事」と言い放ち、使用人の山本(松重豊)、佐藤(滝藤賢一)、田中(中山美穂)に任せて、自らは優雅に女性の相手をするだけ。貴族探偵とともに毎回事件に出くわす女探偵高徳愛香(武井咲)が謎に挑むのだが、いつも惜しいところで外れてしまう推理が、最終回はとうとう違った展開に……!

 第10話の解決編となった今回。日本有数の門閥である具同家の別荘である星見荘で開催された具同真紀(矢作穂香)の誕生日パーティーの夜、凄惨な殺人事件が起こる。そして愛香も何者かに襲われ意識を失ってしまう。愛香が目を覚ますと、そこには貴族探偵の姿が。貴族探偵は愛香を介抱したと言い、さらに今回の事件には関わらないよう愛香に告げる。

 しかし、今回の連続殺人事件も、そして師匠である喜多見切子(井川遥)を殺害したのも、貴族探偵の仕業ではないかと疑心暗鬼の愛香は、鼻形雷雨(生瀬勝久)の協力を得て、事件捜査に挑む。一方で、貴族探偵の命を受けて事件捜査を進めていた使用人の山本、佐藤、田中は、深刻な表情。彼らの突き止めた真実は、あまりにも残酷なものだった。そして、とうとう推理披露の時間となる――。

 最終回は原作ファンのみならず、ミステリーファンの斜め上を行く展開が待っていた。最も衝撃だったのは、死んだと思われていた切子が生きていたということ。そこには貴族探偵が一枚噛んでおり、切子は愛香を危険な目に遭わせないために死んだことにしてほしいと貴族探偵に依頼をしていたのだった。貴族探偵や使用人たちが愛香と度々遭遇していたのも、いうなれば愛香を守るためであった。

 こうして第1話から張り巡らされていたさまざまな伏線は、最終回のエンドロールで明かされた紋章の小ネタに至るまで、見事にすべて回収。原作の世界観を崩すことなく、ここまでドラマとして成立させた“チーム貴族探偵”の手腕に対して、原作ファンとミステリーファンからは感謝と賞賛の声が多く寄せられ、SNS上に「#貴族探偵に本格ミステリ大賞特別賞を」のハッシュタグが現れるほどであった。

もちろん、盛り上がったのはミステリーファンだけではなく、相葉ファンの心も鷲掴みにする仕掛けも。ドラマの終盤には、これから始まる「アバンチュール」を想像させる、貴族探偵と愛香のキス寸前のシーンを映すという、月9らしい終わり方にファンは大いに盛り上がった。

 相葉の新しい魅力も引き出した、本格ミステリドラマとなった本作。ファンからは早くも映画化や続編を望む声も多く、しばらくは「御前様ロス」が続きそうだ。

文・ジャニーズ研究会(じゃにーずけんきゅうかい)
※ジャニーズを愛する有志による記者集団。『ジャニーズ50年史』『完全保存版ジャニーズの歴史――光も影も45年』『ジャニーズに捧げるレクイエム』(鹿砦社)など多数の出版物を刊行。

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