【プロ野球】復帰間近の西岡剛と新加入のロジャース。阪神が切る2枚のカードは「育成」と「勝利」を両立できるか (1/2ページ)

デイリーニュースオンライン

阪神が切る2枚のカードは「育成」と「勝利」を両立できるか
阪神が切る2枚のカードは「育成」と「勝利」を両立できるか

 交流戦後、阪神は広島戦でセ・リーグ球団との対戦を再開。この敵地での広島戦から自分たちの野球を忘れたかのように阪神は沈黙した。

 6月17日の楽天戦から数えて、今季最大の8連敗を喫した。

 特に打線はかたくなに沈黙。連敗を脱出した7月1日の甲子園でのヤクルト戦は、ルーキー・大山悠輔の初ホームランとなる3ランが決勝点となったが、この一発がなければ連敗記録を延ばしていた感が強い。

 今季は金本知憲監督が「超変革」を掲げて2年目のシーズン。前半戦はベテラントリオ、福留孝介、糸井嘉男、鳥谷敬がチームを牽引したおかげで貯金を作り、2位をキープしている。

 しかし、ここにきて、期待されていた若虎たちが伸び悩み、不振にあえいでいるのも事実だ。また、福留、糸井が調子を落としている。となれば、打線は湿り、当然勝てなくなる。

 そこで、オールスターゲーム後の甲子園から満を持して、阪神は「とっておきのカード」を2枚切ることになるのだが、その2枚のカードとは何か? また、その2枚のカードがもたらす今後のチーム方針への影響とは? それらを探ってみたい。

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■ロジャーは打てなくても「我慢の起用」?

 1枚目のカードは、フロントが緊急補強に動いた助っ人、ロジャースだ。パイレーツ傘下・インディアナポリスの内野手で、今季、3Aで69試合に出場。打率.289、9本塁打、34打点の成績を残している。

 主に一塁を守り、三塁、左翼もこなせるとのふれこみだが、おそらく阪神では一塁での起用となるだろう。

 そうなると、そのあおりを食う最たる選手が原口文仁ということになる。今季、原口は捕手から一塁にコンバートされた。ときに勝負強い打撃は見せているものの2年目のジンクスに苦しんでいる。

 同じく今季、内外野を守り、頭角を現しつつあった中谷将大の出場機会も激減する可能性が大きい。福留の休息日に外野で起用されることはあっても、出場機会はかなり限られることになる。

 というのも、ペナントの半分以上を消化しているなかの緊急補強だけに、仮にロジャースが打てなくても、終盤まで我慢して使う可能性が高いからだ。

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