後半7分、焼山が決めた! 東福岡が全国高校7人制大会連覇、3度目の優勝。 (1/2ページ)

ラグビーリパブリック

 第4回全国高校7人制大会の最終日が7月17日、午前9時半からおこなわれ、予選プール1位通過によるカップトーナメントは東福岡が京都成章を26-19と破り、連覇を達成。第1回大会を含め、通算3度目の優勝を手にした。

 カップ決勝戦は京都成章の快速WTB笹岡海斗のトライで幕開けたが、東福岡はすぐに反撃して、4分に稲吉渓太、5分は焼山功雅がトライを挙げ、丸山凜太朗が難しい角度もゴールを決めて14-5と逆転に成功する。

 そして前半ロスタイム。自陣ゴール前から京都成章が勝負するも東福岡が好ディフェンスからターンオーバーすると、ショートサイドを丸山が攻略して19-5とリードを広げた。京都成章・湯浅泰正監督は「あれが痛かった」と振り返る。

 後半は反撃したい京都成章が粘りを見せて、後半6分には同点に追いつく。しかしその直後、東福岡は自陣からラスト勝負に賭けて展開する。そして、焼山がボールを手にした時にこう判断した。「相手の防御が流して来るので、パスダミーで走ろうと。それがうまくいきました」。中央に勝ち越しのトライを挙げると、京都成章の最後の反撃をしのぎ、7点差で逃げ切った。

 「今季はノータイトルだったので、ここで取りたかった。勝ちたい気持ちが他よりも強かったと思います」と福井翔大主将。カップトーナメントのMVPに選ばれた隠塚翔太朗は「1年の時から出場してきた経験と、最後まで走り切ろうと思った結果」と喜んだ。今大会指揮を執った稗田新コーチによれば、「(隠塚は)この大会3年間全試合出場して、今回は5試合フル出場。体力に限界がないのかと思うほどタフで、いつもキレがある」という。

 フィジカル面の充実を証明した東福岡は、これから花園制覇に焦点を絞る。今大会は1年生もデビューするなど、チーム内競争も楽しみな側面。昨年の経験者が多く残るだけに、15人制でもさらにスケールアップしそう。

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