都議会選挙で「自民党大敗の原因」となった下村博文はどうなる?

まいじつ

step / PIXTA(ピクスタ)
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加計学園から200万円のヤミ献金があると報じられた下村博文元文部科学大臣。先の東京都議会選挙で自民党が大敗した要因のひとつになったのは間違いない。

「ヤミ献金疑惑については、きちんとした会計帳簿や領収書で説明しない限り、国民は納得しないでしょう。本人は『疑問の点があれば都議選が終わった後に丁寧にお答えする』としていましたから、もはやそうするしかないでしょう」(自民党関係者)

自民党東京都連の会長として都議選をリードする立場だった下村元文科相の“スキャンダル記事”は、やはり相当に響いたと言えるだろう。一部報道には「国家秩序の崩壊を懸念する検察が、国民の不信感をこれ以上高まらせないためにも動く」とあった。

「いっそのこと、下村さんが地検特捜に引っ張られた方が都議選の敗北も納得がいくというものです。『あんなのを都連会長にしたのがいけなかった』という話になるからです。もしそうなれば、下村さんを自民党の都連会長にした安倍首相の責任にも飛び火するから、政局はもっと混乱するでしょう」(同・関係者)

自民党内では新しい派閥が

折しもこのタイミングの7月3日、麻生太郎副総理が派閥を立ち上げた。名称は『志公会(しこうかい)』で、高村正彦副総裁や山東昭子元参議院副議長、甘利明前経済再生担当大臣、佐藤勉衆議院議院運営委員長ら衆参国会議員59人が参加し、額賀派の55人を抜いて党内最大派閥の細田派(95人)に続く第2派閥に躍り出た。

「安倍降ろしが一気に始まり、麻生も首相に色気を見せています。内閣改造のあとは一気に安倍降ろしと麻生の躍進が始まるでしょう。下村は“トカゲの尻尾切り”になり、安倍首相は守らないと思われます」(政治ジャーナリスト)

政局は秋に一気に動き出すか。そして下村元文科相に東京地検特捜部の捜査は及ぶのだろうか。

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