サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「パッセが世代最初の重賞を制す!」 (1/2ページ)

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サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「パッセが世代最初の重賞を制す!」

 今週は「函館2歳S」が函館で行われる。キャリアの浅い馬が多いせいか、3年連続して2桁人気馬が馬券に絡む中波乱傾向。一方、中京の「中京記念」も5年連続で1、2番人気馬が馬券圏外に。今週は両重賞とも難解だ。

 函館2歳ステークス。これが今週のメインである。海のものとも山のものとも判別できない、デビューしたての2歳馬同士の一戦。何とも難解な重賞と言っていいだろう。

 頭数はそれなりにそろう。恐らくフルゲート(16頭)になるのかもしれない。デビュー戦の勝ち内容、その走破タイム、それだけで人気、評価が決まってしまうようだが、しかし、そう簡単に決まりにくいのがこの時期の2歳重賞である。

 では、データをひもといてみよう。

 大穴になることはマレだが、それでも順当に収まることは少ない。馬単導入後のこれまでの15年間、その馬単で万馬券になったのは5回(馬連では3回)。この間、1番人気馬は3勝(2着4回)、2番人気馬は5勝(2着1回)。単純に言って3回に一度は穴になることがわかる。

 だからまずは、各馬のポテンシャルをきっちり見極めることが必要だろう(といっても難しいが‥‥)

 今年も各厩舎自慢の好素質馬、秘蔵っ子がめじろ押しだ。それだけに注目すべき一戦だが、言い方を変えれば、それだけつかみどころがない、きわめて難しい重賞。それに今回は、派手にデビュー戦を飾った馬がいない。難解であることは明らかだろう。

 ポイントはいくつかあると思うが、ここまで力が拮抗していると見られるのなら、やはりセンスのよさ、血統がモノを言うのではないか。そう踏んで、大きく期待を寄せてみたいのは、パッセだ。

 キャリアは一戦のみ。その新馬戦はこれといった評判馬がおらず、2着馬に3馬身もの差をつけての快勝だったが、走破時計は特に取り立てるほどのものではなかった。

 しかし、楽々と2番手につけ、追走。直線を向くや、あっさりと抜け出してモノの違いを見せつけての勝利だった。追えばもっと時計は詰められたはずで、そのセンスのよさから、かなりの素質を秘めた馬と見ていいのではないだろうか。

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