【夏の甲子園】大阪きっての古豪対決・関大北陽対市岡観戦記。過酷な激戦区・大阪大会に注目せよ (1/2ページ)

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【夏の甲子園】大阪きっての古豪対決・関大北陽対市岡観戦記。過酷な激戦区・大阪大会に注目せよ

 第99回高校野球選手権大会の地方大会が各地で開催されている。そのなかでも超激戦区のひとつが大阪大会だ。今年は176チームが参加。甲子園で優勝するより、大阪大会を優勝する方が難しいといわれるほどだ。そんな大阪大会を観戦した。

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■過酷なノーシードの大阪府大会

 今年のセンバツ大会は、大阪桐蔭と履正社による大阪同士の決勝戦が行われ、大阪桐蔭が優勝した。今夏も大阪はこの2校が優勝候補の筆頭と言われている。

 ほかの都道府県であれば、春季大会の結果にもよるが、両校はシードされて然るべき。しかし、大阪はシード制を採用していない。強豪校であっても公平に抽選される。そのため2015年には、初戦で大阪桐蔭と履正社が戦うということも起きている。

 1回戦から3回戦まで勝ち進んだ後は、そこでまた抽選。5回戦を勝ち進んだら準々決勝の抽選が待っている。先をなかなか読みづらいのが特徴だ。大阪大会を制するには、最高8回勝利しなければならない。

■古豪・関大北陽対市岡の対戦

 筆者が観戦したのは7月15日の豊中ローズ球場、関大北陽と市岡の1回戦での対戦だ。

 市岡はセンバツに11回、夏の選手権に10回出場している。1916(大正5)年の第2回選手権大会では準優勝を果たした古豪だ。帽子の三本線は有名で、今も受け継がれている。卒業生には、日本高等学校野球連盟の会長を務め、野球殿堂入りした佐伯達雄氏がいる。

 対する関大北陽は、センバツに8回、夏の選手権に6回出場経験のある「私学7強」の1校である。1970年第42回センバツでは準優勝を果たした。卒業生には、阪神とオリックスでプレーし、両球団の監督も務めた岡田彰布氏がいる。

 市岡は1995年の春、関大北陽は2007年の春以来、甲子園への出場がない。夏に限っては、市岡は1940年、関大北陽は1999年が最後の出場となっている。

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