ビートたけしの金言集「ケンカ慣れした殿が実戦から得たご意見」 (1/2ページ)

アサ芸プラス

ビートたけしの金言集「ケンカ慣れした殿が実戦から得たご意見」

 皆さまから大反響をいただいているお笑いKGB。その中で「私とたけし」といったコンテンツで、高田文夫先生の3万字インタビューを敢行したのですが、先生が語る、殿とのファーストコンタクトが、もう最高なんです。

 漫才ブーム前夜の70年代後半、放送作家として多忙な日々のヤング高田先生は、当時、ポール牧さんから、こんな噂を聞かされたといいます。

「高田ちゃん、見た? ツービート。頭おかしいのがいるんだよ。浅草行ってみな」、と。さらに、「これがさ、三郎(石倉三郎さんね)とつるんで、ヤクザ脅かして飲んでんだ」とも。先生は、ヤクザ脅して飲んでる芸人? 何だそれ! と、いたく驚いたそうです。そりゃそうだ!

 で、殿とつるんでいた石倉三郎さんは、のちに雑誌のインタビューで、やはり“大昔のその噂”を事実として認めたうえで、当時、酔っ払いに絡まれたりすると、つい手が出てしまったと。「たけちゃんのケンカはね、ボクシングスタイルで結構パンチも速かった」と、証言されています。しかし、すごい2人です。

 ちなみに、殿は若かりし頃、ボクシングジムに通っていた経験があります。

 そんな殿から以前、“昔、仕方なくしてしまったケンカからオイラが学んだこと”といったテイストの話を聞いたことがあるのですが、これが実に濃いものでした。

「結局、ケンカでも何でも、アガッたほうが負けなんだよ。飲み屋なんかで揉めて、『てめーこの野郎!』なんて大きな声出したりするだろ。あれも普段使ったことない言葉で、出したこともない大声を出すから、もうそれだけで舞い上がっちまうんだよ。ケンカ慣れしてる奴と、やったことない奴との差はそこなんだよな」

 いやはや、実戦から得た、なんと説得力のあるご意見でしょうか。で、いつものことですが、ただ説得力のある話をするだけでは終わらないのが殿です。

「だけどあれだよ。一番マヌケなケンカは、昔、俺が赤坂の焼き肉屋の前で見たケンカだよ。誰がどう見たってギンギンのヤクザ2人が、店の前でつかみ合いのケンカしてんだけどよ、お互いが首んところに、焼き肉屋の紙エプロン付けたまま『てめ~このヤロー!』なんてやってんだから。

「ビートたけしの金言集「ケンカ慣れした殿が実戦から得たご意見」」のページです。デイリーニュースオンラインは、たけし金言集週刊アサヒ芸能 2017年 7/27号お笑いKGBアル北郷ビートたけしエンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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