【プロ野球】夏の甲子園で和田毅が石川雅規に押し出しサヨナラ負け!? オレたち、甲子園で戦ってました! (1/2ページ)

デイリーニュースオンライン

夏の甲子園で和田毅が石川雅規に押し出しサヨナラ負け!?
夏の甲子園で和田毅が石川雅規に押し出しサヨナラ負け!?

 プロ野球選手は、甲子園を目指す高校球児だった。高校時代から宿命のライバルとしてしのぎを削ってきた選手もいる。

 夏の甲子園の開催に合わせて、「週刊野球太郎」では3回に渡って甲子園で繰り広げられた「あの選手」と「あの選手」の対決を紹介したい。

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■20年前に対戦した2人が未だに現役

 1997年夏の甲子園。横浜高(神奈川)の松坂大輔(現ソフトバンク)が春夏連覇を達成する前年にあたるこの大会で、大会屈指の好左腕対決が行われた。それは1回戦で組まれた浜田高(島根)対秋田商高(秋田)の一戦だ。

 浜田高は2年生ながらエースナンバー「1」を背負った和田毅(現ソフトバンク)が先発。一方、秋田商高は小兵のエース・石川雅規(現ヤクルト)がマウンドに登った。

 試合は両投手の好投で締まった試合となり、9回表終了時点で3対1と浜田高がリード。しかし、9回裏にドラマは待っていた。

 秋田商高は連打で無死一、二塁のチャンスを作ると手堅く犠打。すると、和田の悪送球で2人の走者がホームへ還り、浜田高が思わぬ形で同点に追いつかれる。その後、浜田高は2者連続敬遠で満塁策をとり、守りやすい形を作った。ここで、打席には石川。和田は1球もストライクを投げることができず、石川に押し出し四球を与えてしまう。秋田商高が4対3でサヨナラ勝ちを収めた。

 この大会から20年が経った2017年も2人はプロ野球の第一線で戦っている。すでにベテランの域に達しているが、まだまだ健在ぶりを見せてほしい。

■山形県勢初の決勝進出を阻んだ高橋光成

 長い甲子園の歴史において、決勝戦に辿りついたことがない山形の代表校。夏の甲子園においては準決勝進出ですら、2013年夏の日大山形高が初めてのことだった。

 この大会で日大山形高の4番を務めていたのが奥村展征(現ヤクルト)。奥村は4番、主将、遊撃手としてチームを牽引。山形県勢初の準決勝進出を果たし、決勝へ向けて万全の状態だった。しかし、そこに立ちふさがったのが、前橋育英高(群馬)の2年生エース・高橋光成(現西武)だった。

 高橋は準々決勝までの4試合で32回を投げ、自責点ゼロと圧巻の投球を見せていた。日大山形高との準決勝でも1失点、自責点ゼロで完投勝利を決め、前橋育英高の「初出場初優勝」への足がかりを築いた。同時に、日大山形高、そして山形県勢の悲願を打ち砕いたのだ。

 この試合での奥村と高橋の対決に目を向けると、3打数1安打、1三振、1四球。明確な決着はついていない。プロの世界で2人の対戦はまだなく、交流戦などでの再戦を期待したい。

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